中国史5(著:陳舜臣)【陛下、読書紹介が戻ってまいりましたぞ「ええい、余は眠いのじゃ」陛下ぁ~!】
ずっと前にやった中国史6の前の巻。
あれは明王朝の2代目からだったから、
今回は明王朝の初代暴君。洪武帝で終わり、
そして始まりは北宋王朝と契丹こと遼王朝が戦い始めるところから。
この時代は乱世です。
乱世といっても戦国群雄バトロワではなく、
ふたつの巨大帝国がしのぎを削り合う、
冷戦期の米ソみたいな、
いや、もう言の葉に出すけど、
ぶっちゃけ銀河英雄伝説の元ネタの時代なんや!
そう、ふたつの帝国が永劫の衝突を繰り返し続けているという。
まずは北宋と遼。この二つの帝国がにらみ合うところから。
北宋は軍隊の力を削いで、戦争を起こしにくくした国家である。
以前の唐が軍隊の反乱で悩まされたからだが、
結論として外敵には弱い。戦えばだいだい負けるくらい弱い。
だが経済力だけはバカみたいにある。
相手は逆。
そして途中からタングート民族の西夏が飛び入り参戦する。
第3勢力だ。
第3勢力が生き残れる理由は、2大陣営が対決しているからである。
そんな中、時代が大きく動く。
新勢力の女真族の金が唐突に出現し、
遼を滅ぼし、北宋をも滅ぼす。
きょ、局面が大きく変わりすぎだ!
しかし北宋は南半分に南宋が生き残る。
完全に滅びることなく、土俵際いっぱいで生き残った!
次の時代は南宋と金が戦い続けるのだ。
さらにまた時代が動く。
北方よりモンゴルが現れ、
ここまで登場した国家をすべて滅ぼしていくのだ。
ああ、世紀末!
しかしそのモンゴル(元)もすぐに滅びて、
短い戦国時代の果てに、
中国史上最悪の暴君のひとり、洪武帝が出現するのである。
↑ 優しそうな顔をしているが、スターリンのほほえみである。
まあ洪武帝は乞食から皇帝に成り上がったという立志伝中の人物であるが、
苦労しすぎで心が壊れすぎていて、やることがエグイ。
こんなおしくらまんじゅうのような400年あまりをざっと解説するのが本書であった。
もちろん、中国史の本は他にいくらもあるので、
別に古い本書を読む必要はないわけだが。
それにしても、
実際の歴史がなぜ、ジャンプ展開なのか、私にはわからぬ。
たぶん神がジャンプ読者だ。
↑ 前回やったやつ。
だいたい歴史ってのは、国家のおしくらまんじゅうなんだけど、
それがいい。
個人的にローマ帝国みたいに長く続く国が、
なんちゅーか、物足りなさを覚えてしまうんだ。
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↑ モンゴルがすべてを滅ぼしていく時代のお話。
