チェ 28歳の革命(2008年)【映画紹介は世界を革命する「それ別のやつ」】
キューバの革命家。チェ・ゲバラの映画。
キューバ革命とは共産主義革命ですが、
革命家は、権力を握ると、とたんに贅沢な生活を始めてしまう。
そんなイメージが残念ながらあります。
しかし、例外もいる。
そのひとりがゲバラ。
革命を起こした後、スポンサーのソ連とケンカして、
折角の権力の座から飛び出してしまう。
そんなことをする共産主義者は、
ただゲバラのみである。
ゲバラの前にゲバラなし。ゲバラの後にもなし。
そして世界各地で革命行脚の旅を続け、
最終的にボリビア政府軍に捕まって刑死。
ちなみに、ガンダムのシャア・アズナブルのモデルでもあります。
(と思ってる)
まあしかし、革命家というのは、因果な商売ですよ。
ある意味、偏見に凝り固まってないとできない商売ですし、
さらに権力の座を飛び出すということは、
もうほんと、思想が強めというか、
ただ彼の場合、バリバリの肉体派だったというか、
ぜんそく持ちですが、治療薬をもって戦地で寝起きするタイプの肉体派で、
嘘偽りが無さすぎて、(ふぅ)
そこら辺のインチキ革命家には、
決してマネできない独特の言行一致スタイルを体現しています。
左翼が左翼でいられた最後の時代かもしれない。
さて、本作は連作でありまして、
これはいわば前編。
まずはキューバ革命における、
彼の前半生の戦いを描きます。
革命以前の立志編は、
モーターサイクルダイアリーズという映画がありまして、
そこで履修してほしいのですが、
まあ、これは決起してからの話。
弁護士カストロと医師ゲバラ。
二人に引き連れられた兵隊は、
独裁政権を革命するべく、
おばさんのヨットで乗り込みますが、
待ち伏せを受けて早くも全滅。
残り12人。
これで、キューバの森の中でゲリラ戦をやり、
ついには国家転覆まで成し遂げる奇跡の大逆転。
尋常ではない戦いの連続ですが。
ゲバラはぜんそく薬をたしなむ虚弱でありながら、
森のジャングル戦士を言行一致してしまうという。
ゲバラ栄光の時代を描いています。
まあ、戦争映画ですね。
前編の見どころは、
政府軍がもろくも瓦解していく辺りでしょう。
わずか12人を相手にして、よく負けるな。お前ら!
天の理、地の理、人の理、と言いますけど、
人の理を得ていないと、こうも脆いものなのか。と。
まあ、歴史オタクとしては、履修作品なので、
眼を通しました。では後編。
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