ジャーヘッド(2006年)【映画感想の中で僕は兵隊だった。もちろん何も起こらなかったさ。何もね】
戦争映画ですが、こいつはちょっと異色ですよ。
以下、ネタバレ。
なんせ敵との戦闘場面がありません。
アメリカ海兵隊。1990年代。
地獄の訓練を経て、いよいよ実戦に投入される日が来た。
第1次湾岸戦争である。
しかし勇躍して出征した彼らは、
戦うことはなかった。
ただイラク軍車両が焼け焦げた鉄屑となっている道を進み、
空は掘削所が爆破されたために暗く、
世紀末感あふれる世界を、ただ、歩き続けるだけ。
ジャンルは、もはやオニーサン終末旅行ものである。
すわ敵の攻撃かと思ったら、味方の誤爆だったとか。
敵がいないねん。敵はどこだよ。
しかし、ついにイラク軍の基地を発見し、そこに敵の生きた姿を見たのだ!
よし。あの司令官を狙撃して。。。
とか準備してたら上級司令官がやってきて、
『空爆で片付ける。無駄なことをするな』
「・・・」
「ちょ、ちょっと待ってください。この日のためにずっと訓練し続けてきたんだ。いったい俺たちは何のために準備してきたんすか?」
『黙れ。命令に従え。無意味な戦闘は無駄だ』
「・・・」
ネタバレ。
これは古い映画だし、この独特の魅力を伝えるにはネタバレしかないと思う。
ネタバレを知っても、楽しめる映画。
前半部分で「愛と青春の旅立ち」のパクリみたいなことしておきながら、
この落差よ。
異色だよ。
ある意味、人類が作り上げた戦争映画の中で、最も異色な作品のひとつ。
これはクリエイティブだな、と感じました。
こういう感想ですいませそ。
なんか、なんかね。
実際に生きた人たちにたいして失礼かもしれんけど、
グッと来たんよ。
ちなみに、このノリは第1作だけで、第2作以降は普通の戦争アクション映画だった。
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