読書日記「ムジカ・ムンダーナ」小川哲著『嘘と正典』より
「ムジカ・ムンダーナ」とは「宇宙の音楽」という意味である。
この短編を読むと、小川哲氏がいかに音楽を愛しているのかが伝わってくる。そしてまた、架空の島であるデルカバオ島の描写が素晴らしくて、実在するかのようだった。
その島では、所有した音楽を「貨幣」や「財産」として管理しているというのだが……
音楽への愛情と深い造詣が、物語の隅々にまで息づいている。小川氏の生きた知識の豊かさと、それを物語へと昇華させる構想力、そして架空の島に確かな息づかいを与える筆力に、心からの敬意を覚えた物語――
これらの読書体験を経て書いた掌編を土曜日に投稿予定です😊✨
Talesへのスキにも感謝しています💓
