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備品チェックの日in 音楽室

教員のこの時期は、日頃できない事務処理、成績関連、校内研修、外部の研修受講、出張などがありますが、中でも「備品チェック」は気合いを入れないと乗り切れません・・・。

自分の分掌の備品(教具等)を、ひとつずつ、台帳と見比べながらチェックして行く作業です。そして今回は、備品と見なされる金額に変更があったため、備品ラベルを剥がしながらの作業となりました。

まず最初に向かったのは音楽室と音楽準備室です。担当している分担の中で、最も、調べる物の数が多いからです。特別教室には、冷房設備がないため、窓を全て開け放します。廊下の窓も開けて、ここでBGMを流すとしましょうか。(ないと集中力が保てないレベルの暑さです)


最初に、木琴、鉄琴から調べます。各分担がチェックした後に、事務職員が、一人で、全ての担当者の物品をチェックして下さるので、できるだけ備品ラベルが見えやすいように、木琴と鉄琴の向きを変えたり、番号順に並び替えます。そして、カバーもラベルの所を上げておきます。

次に、コンガとボンゴ(太鼓が二連のもの)です。これはラベルを剥がすことになっている楽器でしたが、ラベルを剥がす前に、やっぱりラベルの番号順に並べたくなります。重たいので、てこの原理を使って小さく移動をしていきます。ラベルは、一枚剥がすと、なんとその下に大昔のラベルが出てくるので、カッターでカットします。さっき、番号順に並べたことが、まるで水の泡のようにラベルと番号が消えました。(自分で剥がしたんですけどね)

ステレオセットや、ピアノ、棚などなど、一年前の記憶を引っ張りながら、ラベルがどの場所に貼ってあるのか、そして番号と壊れていないかを確認します。

暑くなければ、ちょっとした「宝探し」気分になるところですが、猛暑ですから、頭を空っぽにしないとできない作業です。

そして、音楽準備室。今時、南京錠で施錠をする場所って珍しいと思いますが、学校にはまだあるんです。先日、南京錠が壊れたので、番号式に変えて頂いて快適です。

今の学校に転勤してきた際に、前任者の皆様方がなぜか1980年購入のアコーディオンを5台ほど残してありました。鍵盤も黒ずみ、使う機会もないため処分させて頂いたことがあったのですが、今回、気付いちゃったんです。

「キャーッ!」
悲鳴を上げてしまいました。
棚の上に、もう一つ棚があって、そこに、古めかしい変色したシンバルが、4セット、佇んでいたのです。

今まで3年間も気付かなかった!
備品チェックの時は、下ばかり見ているので、上にそんな恐ろしいものがあるなんて気付かなかったのです。シンバルの持ち手も、紐は見る影もない材質に変質していました。音は、一般的なシンバルよりもちょっと響きが抑えめな感じでした。

これは、音楽が御専門の校長先生にも見てもらわないと!と思い、後でお見せしてみたら、たいそう驚いていらっしゃいました。手垢にまみれた昭和生まれの十円玉のような褐色になっていたのです。それでも、その中で一番状態の良いものをひとつ残しておきました。

そして、コンサートドラム、ウインドチャイム、ティンパニー、和太鼓、スピーカー、DVDデッキなどを調べながら、持ち運びキーボードのラベルを剥がしました。剥がすだけで終わりだったらどんなに良かったでしょう。

接触不良で鳴らなくなったキーボード数台と、キーボードの台、シンバル3組を、音楽準備室から、グランド隅の物置まで何往復かして運びました。
この時は、「2学期の山頂登山用の体力作り」のつもりで、頭を空っぽにして、手と足だけ動かしました。そうこうしているうちに、正午の時報が響きます。

「いいえ、まだ昼食にするわけにはいかない」
私には、あと、図書室と、英語関連の物が待っていたのです。
ここからは省略します・・・。


午前中からお昼過ぎまで、体力を酷使して、思考力ゼロになってしまった私は、午後は作業をすることにしました。
児童の絵を写真に収めて、周囲をトリミングして保存する機械的な作業と、
二学期の図工で実施する「釘打ち単元」の見本作りです。

苦手なことでも、担当している限りは「やる必至」なので、なんとか釘を打って作品作りをしてみました。
釘をまっすぐ打つのは、コツが要りますね。

ひとつ目の釘を打った時、我ながら不器用で笑ってしまいました。
久しぶりにトンカチを使ったこともあり、斜めに入ってしまい、途中で、反対から打って真っ直ぐにしてごまかしました。

その痕跡が、見出し画像の謎の生き物、片方の目である釘の付け根、右側の釘回り、ちょっと隙間あいてますよね? 逆からトントンして真っ直ぐに戻した時に穴が広がったのです。

これは、ちょっとまずい!
「釘の打ち方」の動画を見てみました。
最近はどんな図工の単元でも動画で解説されているのでとっても助かります。もう一度、コツを思い出して、二本目以降の釘にチャレンジしました。
やっぱり「見ること」は大切ですね。なんとか、打てました。

初めて「釘打ち」を体験する子供たちにとっても難しいことなので、あんまり凝ったものを作ろうと先に計画をすると、「計画した理想」と「現実の釘打ち技術」の間で気持ちが揺れてしまい、投げ出したくなる子もいると予測して、こんな見本を作ってみました。

こっちから見るとうさぎ

こっちから見ると謎の生き物

こんなふうに、ちょっとした「遊び心」で「やってみたい」気持ちをくすぐると、釘打ちがうまく出来なくても、キャラクターの顔の方に意識がいくので、自分の作品作りを楽しみながら、釘が打てるようになります。

事前に、設計図を描くと、そこにこだわってしまう場合もあるので、積み木のように積んだり、崩したりしながら即興性のある作品作りにしようと思ったのでした。(クラスの実態によるのですけど・・・)