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読書日記「嘘と正典」小川哲著『嘘と正典』より

マルクスとエンゲルスが出会わなければ、ソビエトが採用したマルクス主義的な共産主義は生まれなかったのではないか――。
本作は、その仮説を起点に、過去を変えようとする者と、「正典」と呼ばれる歴史を守ろうとする者たちの攻防が描かれた物語です。

今回の読書日記では、「正典」とは本当に正しい歴史なのか、そして「嘘」と「正典」は本当に対極にあるのかについて考えました。

「嘘と正典」に見えたもの――
お読みいただけたら、うれしいです。

Talesへのスキにも感謝しています💓

『嘘と正典』の六つの短編を読ませて頂いた感想は「これはSFなのだろうか」というものでした。巻末の「解説」に、「ジャンル越境的」という言葉でこの作品を表現していたのを拝見して、とてもしっくりした気持ちになりました。純文学のような静謐な筆致、エンタメのような面白さ、そして答えのない問い、一つの枠には収まりきらない作品だったのだと思います。お勧めしたい一冊です💐✨