みなもに揺れて
山根あきらさんの企画に参加させて頂きます。
本校の「総合的な時間の学習」について
仕事で手こぎの船に乗ることがあります。みなもに揺れながら進んで行くのは気持ちの良いものでもあり、万が一の「一」の可能性があることを考えると命掛けの仕事でもあります。なので、活動をする時には子供たちの安全を確保するために救助艇も必ず複数艇、並漕しています。子供の船が一艇、救助艇が三艇といった手厚さです。ライフジャケットの着用も必至です。
櫓は櫂よりも長く大きい木で出来た細長い棒で、船尾に取り付けます。水中に沈め、その向きを微妙に調節しながら、空中に出ている部分を引きながら漕ぎます。てこの原理も使っているため櫓に空いた小さな穴を船のふちにある杭にはめて動かします。上手に操らないと、この穴がすぐに外れてしまいます。
櫓を担当する人だけが、船の進行方向を向いて漕ぐことができます。
それ以外の櫂を漕ぐ人は後ろ向きに座って櫂で漕ぎます。オールと言った方がイメージしやすいかもしれません。
この櫂は、複数人で担当するため、櫂を水に入れる時、握り手を後ろに引くタイミングを合わせる必要があります。
櫂を漕ぐ子供たちのタイミングが合って来ると、同じ距離でも短時間で進むことができます。
櫂の人達は、櫓の人に進路を任せることになります。櫓の担当の子供は、地域の重鎮の方の手ほどきを受けながら上達していきます。
また、風向きや潮の様子を考えて船を出さないと危険でもあります。
怖いのは、予期しない水流が発生している時です。
例えば、橋桁なども、日頃は大丈夫な箇所であっても、橋桁の周囲で工事をしている時などは普段の水流と別の流れが出来ていることがあります。
できるだけ離れて迂回する方が安全です。
というように、様々な業務、いえ、教育活動をしています。
「以上、現場からは『みなもに揺れている』話でした」
