「子育て日記」アオハルが眩しくて
日曜日は、午前9時から午後8時30分まで模試を受けていた次女。送って行った夫に、刺繍糸を買っておいてと頼んでいた。
文化祭では、友達とダンスを踊るようで、ネットでふうわりスカートを購入。黒いレースを最初は自分で縫いつけるつもりだったが、難しくて私に頼んできた。
そこで、「ママよりも適役がいるじゃない」と母を指名した。なにしろ、あれから、ずっと手縫いで巾着袋をこつこつと作り続けている。若い頃は、洋服を作ってくれたりもしたのだ。
だがしかし、ほぼ毎日のように新しい巾着袋をプレゼントされる私からすると、ちょっとしたホラーだった。それを解消するべく、3月の転任のときには、お世話になった職員分、母が作った巾着袋を添えてクッキーを渡した。お世話になった御礼と「母が手縫いで作りました」というコメントも付けたので、「手縫い」という言葉に反応をいただいた。今は、次の送り先に向けて作っているところだった。


次女から依頼を受けた母は、それは飛び上がるほど喜んで、レースをスカートに縫い始めた。まだ時間があるから、ゆっくりやってくれればいいと伝えたにも関わらず、一晩で半分を縫い終え、翌日には完成していた。
これを私がやったら、縫い目は不揃いで一週間以上はかかったかもしれない。

次女は三歳くらいのときに「しまじろうの音声を録音できる付録」に「AKBになるよ」とひらべったい声で吹き込んでいた。それが、十五年の年月を経て、本物ではないけれど、AKBの歌でダンスを踊ることになった。家族中に「夢がかなったね」と言われ「もう、なりたいわけじゃないもん」と照れながら答えていた。
一年生のときは「家庭部」に加入して、調理実習がうれしい小学生のように毎週、お菓子を持って帰ってきていたけれど、二年生になるときに、「チア」に入りたいと言い出したところからダンスを踊るようになった。
あの時「チア」に入って良かった。勉強だけの思い出しかない高校生活にならなくて済んだ。その「チア」を引退したメンバーで「ヘビーローテーション」など今の流行を含む三曲を踊るらしい。
そして午後8時30分、今度は私が次女を迎えに行った。模試から帰って夕食を済ませると何かを作り始めた。刺繍糸で、また衣装のスカートに何やら縫い付けるのかと思って様子を見守っていたら、どうやら刺繍糸で何かを編み始めた。
「何作ってるの?」
「ミサンガ」
それを聞いて、私は察知した。
そういえば、最後の試合を応援に行くって言っていたもんね。
つまり……どうやら色違いで作っているらしい……。
「今まで、作ったことなかったから、最後の試合にプレゼントする」
高校三年生最後の試合が勝てますように――
lien_misangaさんの素敵な画像をありがとうございます。
Music
『ヘビーローテーション(オルゴール)』
Relax α Wave
