見出し画像

ケンハモの魅力を伝えたい

【スズキ楽器ケンハモ認定講師講座の講師 得田サトシさん演奏】
得田サトシさんは、コンサート、ワークショップ、バンド活動など幅広い音楽活動をされています。


「大人のケンハモ」との出会い

      試奏させて頂いたsuzukiのケンハモ

それは一本の電話とちらしから始まりました。

今の小学校に赴任して、長い教員生活で初めて「音楽主任」を任され、音楽科研修会に参加することになりました。持ち物に「鍵盤ハーモニカ」と記されていることに驚いた私は、慌てて音楽科主任を歴任していた同級生に「どうする?」と聞いてみたところ「え? 自分の持ってるよ」とのこと。「そうなのー!?」

中学校英語教員から小学校に転任したこともあり、音楽の授業方法のいろはを知らずに音楽科担当となり、長女が幼い頃に通った音楽教室の先生が、紙鍵盤を使って運指などを説明されていたのをお手本にしていたのです。「マイ鍵盤ハーモニカ」がなくても困らなかったのです。その研修会は、長女が使わなくなった「鍵盤ハーモニカ」を借りて間に合わせることができました。それから三年が経過していました。

今年の五月に、楽器屋の営業さんから一本の電話がありました。
「ケンハモの講習会があります。いかがですか?」
先日、案内されたちらしの講習会でした。ちょうど来月の宿泊行事の計画や準備で頭がいっぱいだった私は、即、お断りをしました。それでも、なぜかその大人向けのスタイリッシュなケンハモの載ったちらしを捨てることができなかったのです。「みんなマイ鍵盤ハーモニカ持っていたっけ、そろそろ購入した方がよさそうだけど……」

しばらくそのちらしを鞄にしまったまま月日は流れていきました。そして、夏期休業に入り仕事が一段落した頃、楽器屋さんに問い合わせをすると、「ケンハモの試奏ができる」とのこと。

電話口で、私の脳内はフル回転しました。
そういえば二十代の頃、小松亮太さんの「リベルタンゴ」の演奏をコンサートで聴いて、いつかバンドネオンを弾いてみたいと思っていたことを思い出しました。でも、バンドネオンはボタン式で演奏するのは厳しそう……。アコーディオンも左手の蛇腹の操作が苦手だったし……。でも、ケンハモなら、できるかも? 走馬灯のように様々な考えが駆け巡った私は、気付いたら「お願いします」と答えていました。

急遽、昼休みに、楽器屋さんが職場まで来て説明してくれることになり……。

実際に吹いてみたら、とてもしっくりきました。きっと満面の笑顔を浮かべていたと思います。楽器屋さんもさすがのテクニックで、「あ、今日、それお持ちしていますよ。新しいの」つまり、「購入できます」ということでした。そして、ついに買ってみたのです。(一番、お安いものを)


勤務時間終了を待って、真夏の灼熱の音楽室の窓を開け放して、吹いてみました。日頃から授業で親しんでいるので、吹いたら音は鳴るけれど、ただ吹くだけではイメージ通りにはいかないということに気付きました。
そこで、「大人のケンハモ講座」に参加してみようと思ったのです。

「大人のケンハモ講座」に参加して

はじめに主催側のスズキ楽器の方から、ケンハモ普及についての取組みや、健康への効果などについて実証結果県に基づいたお話がありました。続いて、講師の得田サトシ先生が「ティファニーで朝食を」の模範演奏をして下さったのです。

参加者は、その哀愁ある音色の美しさに息を呑みました。一台の小さなケンハモから、まるで合奏しているかのような音の広がり――。その瞬間、誰もが「ケンハモを演奏できるようになりたい」と、魔法にかかったことでしょう。

講座では、講師の得田先生から、様々な吹き方のコツを教えて頂きました。自己流でイメージしていた吹き方とは全く違い、目から鱗が落ちる思いでした。

夏に購入したケンハモ、それまでは、ありったけの息を吹き込む感じに演奏していたので息切れをしていました。「ケンハモの演奏をすると、呼吸が苦しくなる」と思っていたのです。でも、今回、教えて頂いた吹き方は全くそれとは違いました。

リード楽器なので、最初にロングトーンの練習がありました。複式呼吸で力を抜いて、「ほぉーっ」と息を吐き、吸ってを繰り返す。まるで瞑想のような心地よさを感じました。
小学校で使っている楽器とは作りが違い、テーパーリードという先端が細くなったリードが使われているため、少量の息でも音を鳴らすことができるというのです。音楽の教科書のように「トゥー」と息を吹き込むとフォルテの音量になってしまい強すぎるのです。

力を抜いて息を吹くことと、その息の量を調節することが大切なのだそうです。午前中は主に、息の使い方を練習しました。午後の後半には、和音の響かせ方や、「アメイジンググレイス」の曲でビブラートの付け方を学んだり、最後は「ハッピーバースデイ」の曲で、4小節ずつアドリブを回すことに挑戦しました。久しぶりに合奏する楽しさに出会いました。

参加者それぞれのケンハモの音色が合わさった時の空間は、音に包まれている感覚がありました。ケンハモで呼吸を調節することも、ビブラートをつけることもまだまだ難しいですが、いつの日か、「リベルタンゴ」を人前で演奏できるようになりたいと思います。

【それだけじゃない大人のケンハモの魅力】

近年、ケンハモは健康と脳によいという実証がされていることもあり、各地でケンハモバンドや、ケンハモサークルが増えてきています。
第二の人生において、ケンハモで仲間づくりをしながら、健康や、脳の機能維持を楽しんでできたらとても素敵ではないでしょうか。

また私が受講した講座の正式名称は「ケンハモ認定講師研修会」というもので、受講をすると「SUZUKIケンハモ認定講師」として活動することが可能になります。(御興味のある方は太字で検索してみて下さい)

ケンハモを吹くことで、まずは自分の健康を維持しながら、退職後に、ケンハモの魅力を伝えるお手伝いができたら、年齢を重ねていくことも楽しみになりそうな予感がします。


講座の最後に講師の得田サトシ先生が、ケンハモとエレピで「ふるさと」とジャズのスタンダードナンバーより「Misty」を御披露してくださいました。ケンハモの世界観の広さと深さを体感する、心に沁みる演奏でした。また、話術と教え方も巧みさも相まって、ケンハモへの熱量の伝わってくる御指導でした。また、スタッフの皆様の温かさも伝わってきました。
ありがとうございます。

【得田サトシさんについて】

一日の時間の移ろいを、ケンハモの演奏で表現された素敵な演奏の詰まったCDがリリースされました。(もちろん購入しました✨)

ケンハモでJAZZの演奏をされています。


【鍵盤ハーモニカは健康と脳によい】

スズキ楽器さんHPより

ケンハモは、息・腹式呼吸を使うため、セロトニン増加・免疫力向上・口腔機能向上・誤嚥予防などが期待されているとのこと。セロトニンDojo代表・医学博士 有田秀穂様の解説動画もあります。

京都大学の研究結果



8月の拙演奏です😅✨


こちらは、ケンハモ講座受講してからの拙演奏です🤭💦


スズキ楽器さんと、得田サトシさんの許可を頂いて投稿しています。