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"A HARD DAY'S NIGHT" 『ビートルズ名盤100』その4(Ⅱ-3)

最初に私の話で申し訳ないのですが、彼らにハマりつつあった頃、近所の市民会館に映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』がやって来まして、これが最後の決め手ですっかりビートルズの魅力にやられてしまいました。
ついに自分でアルバムを買います。それがこれでした。1980年代の話です。

サウンドトラック盤ということにはなっていますが、映画に使われてるのはこのアルバムからはA面の7曲です。
ただ、私が観たのがいわゆる"I'll Cry Instead"入り版だったので、B面も含めて自然に楽しめました。

13曲全てレノンマッカートニー作品の英版、ジョン曲多めで、そこにバンドっぽさを感じます。
各曲とも聴きどころ満載です。余計な解説はいらない、というか、思い入れも強すぎて、長くなりすぎそうです。英米日で、この中からやたらシングル出てたりするので、曲ごとに関してはそこで改めて書くことにします。

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アメリカUnited Artists盤について

アメリカで発売されたものは、インストも入ってイギリスのものより思いっきりサントラアルバムになってます。
ビートルズの楽曲は、イギリス版のA面7曲、プラス、B面2曲目のI'll Cry Insteadの、計8曲です。
そこに映画用のインスト曲4曲がプラスされ、計12曲のアルバムとなっています。

インスト4曲はジョージマーティンの作曲。4曲入ってますが、映画には、多分ですが、インストはこの内の2曲しか使われてません。もちろん、公開当時にリアルタイムで観たわけではないので断言はできませんが、少なくともDVDなどを見る限り、インスト曲はA Hard Day's Night と、This Boy "リンゴのテーマ" の2曲のインスト版しか出てきてません。

しかも劇中にはこのほかに『素敵なダンス』インスト版も出てくるのですが、これは逆にアルバムに入ってない。
映画ではこの曲、後半リンゴがドラム合わせたりしててカッコイイです。アルバムに無いのはちょっと残念。追加だったのかな。

このアルバム、どうやら本国イギリス版LPの発売より2週間近く早く出てるみたいなんです。映画公開からもアメリカ的には1か月半くらい早い。
この辺ちょっといったん整理してみます。↓

[参考]

ハードデイズナイト年表(1964年)

6月26日:アメリカでアルバム発売(United Artist盤)

7月6日:イギリスで映画公開
7月10日:イギリスでアルバム発売(オリジナル盤)

8月1日:日本で映画公開
8月11日:アメリカで映画公開

9月5日:日本でアルバム発売(英盤と同内容*)

もう、ばらばらです。『計画』とか、あった気がしません。映画がアメリカより日本が先っていうのもびっくりです。
早すぎて、使わないかもしれない曲もとにかく入れちゃったみたいな、United Artists盤です。

ところで冒頭に書いた、『I'll Cry Instead入り版』についてですが、自分が最初に観たのは1982年リバイバル上映版でした。これは、冒頭にこの曲を使ったコラージュ映像が流れるもので、これ、かなり印象的でした。
で、この編集に関して、これでアメリカ盤LPのビートルズ曲、全部使ったね、みたいなことがパンフに書いてあったりもしましたが、その割には当時日本でビートルズの英米日アルバムをカタログ化して発売していたいわゆる国旗帯シリーズに、この" United Artists盤 "は入ってなかったんです。
当時はもちろんネット調べなんて存在しないし、彼らのアルバムの全貌がどうにもよく分からない、という感じでした。

でも、そんなネット調べなんて存在しなかった当時だったからこそ、アメリカの皆様にとってはこの、United Artists盤が、アルバム"A Hard Day's Night"
ということになるんだと思います。

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日本のハードデイズナイト

日本では当時からイギリスと同曲で出ています。
ただしジャケットは別デザインです。この写真がまたかっこいい。

当時家にあった資料的写真に載ってたジャケはこっちで、でも自分が買いにいったときはすでにイギリス版になってたので、最初は少々戸惑いました。

映画全体の印象で行けば日本ジャケです。英ジャケはインタビューシーン及びエンドクレジット風ですね。
結局聴きながら穴のあくほど眺めてましたから、そのうちオリジナルジャケの方もお気に入りになりました。

大人になってから、中古屋さんで安く見つけた緑帯版旧デザインものも買えたので(帯は無かったけど)、今はどっちもレコード棚にあり、今日はどっちで聴こうかな状態を有難くも過ごしています。

最後に、アルバムタイトルの『ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!』、私はこのタイトル、大好きです!

この映画を観たのは1982年。当時はまだ中学生でした。このタイトルが分かりやすかったし、ほんとに映画館に(市民会館だけど)彼らがやってきている感覚で観れました。このタイトルに、感謝です。

<Ⅱ英公式アルバム >

ビートルズ名盤100

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