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"WE CAN WORK IT OUT / DAY TRIPPER" 『ビートルズ名盤100』その37(Ⅴ-11)

1965年12月3日イギリス発売 

映画2作目公開(7月)、Shea Stadium公演(8月)、MBE勲章(10月)と、今年もビートルズは凄かったね、なんて言い方してたら、年末にもう一つ新曲が出て1位を取ったらしく。しかもこれがあの大名盤『ラバーソウル』との同時発売。何かもうどうなってるんだか。呆れます。

『恋を抱きしめよう』は、バンドサウンドではあるんだけどアコギ主体、ハーモニウムなんか入っちゃって素朴な雰囲気です。途中の3連も奇をてらってる感じも無く軽やか。間奏とかイントロとかないので爽やかに駆け抜けてる感じです。

片や『デイ・トリッパー』は、エレキのリフから入り徐々にバンドの音が増えて歌に入っていくという、バンドとしてかっこいいスタイル。
こちらはエレキのソロも凝っています。転調してもイントロと同じリフをジョージが弾いてるのですが、キーの都合でイントロほど楽には弾けない。音しか知らない頃は、何か秘策でもあるのかといろいろ考えましたが、最近になって見ることのできるようになったPVで見るとその部分、ジョージの運指はけっこう力技というか、それなのに実に軽やかで無駄がない。こういうところが彼らの演奏者としての魅力でもあります。

甲乙付け難い、どっちがいいとか無い、正に両A面シングルです。これ一枚で非常にまとまってる。

同時発売のアルバムRubber Soulには両曲未収録です。
ということでこの年末、一気に2+14=16曲を発表。

このうちレノン=マッカートニー作品が13曲です。

13曲ということは、あの『ハードデイズナイト』と同じ数レノン=マッカートニー作品があるってことになりますよね。
これってつまり"裏ハードデイズナイト"状態です。
しかも今回は、完全新曲だけです。
既発シングル曲とかはない。
こんなタイミングで。

…なんてことでしょうね。

両A面シングルではありますが、日本をはじめ『ビートルズ1』で見られる各国のシングルジャケット(9種類)は全て"We Can Work It Out"の方が先に書かれています。その『ビートルズ1』や『パストマスターズ』では"Day Tripper"の方が先に入っていますが、日本だけAB面逆だった、というわけではありません。
このあたり、イギリスではそもそもジャケットがないということだったようなので、考え方はまた違うのかもしれません。
のちにアップルになったとき、Day Tripperは切り口サイドでした。これ、どっちも切り口面じゃないとかでも面白かったんじゃないかなあって思ってます。

<Ⅴイギリス公式シングル >

ビートルズ名盤100

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