"PLEASE PLEASE ME (/ ASK ME WHY)" 『ビートルズ名盤100』その28(Ⅴ-2)
1963年1月11日イギリス発売
ドラムにアンディホワイトを迎えてLove Me Doをレコーディングした日、Please Please Meの最初の録音も行われていて、最初はもっと甘いアレンジでロイオービソン風に歌ってたところを、プロデューサーのジョージマーティンに「もっとアップテンポにした方がかっこいい」と言われて後日再録音。今の形になっていったということのようです。
Ask Me Whyの方はそのもう一つ前、ドラムがピートベストだったときに一度録音作業しているようで(このときはテスト録音だったようで、ベサメムーチョなんかもやったらしいです。)、つまりLove Me Do録音時には既にこの2ndシングルになった曲はどちらも存在していたってことみたいです。すごいね。
ところでこれ、テンポアップを提案してもらった彼ら、けっこう驚いたんじゃないかなと思います。
俺たちスーツ着せられちゃってるけど、おとなしい曲じゃなくてもいいんですか?
じゃあやっちゃおうか?!みたいな。
で、ここからがロックバンドビートルズの始まりです。もうノリノリです。
前シングルのイメージを引き継ぐべく挿入したハモニカさえもロックしてます。
カモンカモン!と、カモン8連発に乗せたコードもスリリング!(A→F#mと、C#m→Aの、3度落ちの組み合わせ。素晴らしい。)
ブルース的コードは使いつつも(Eの曲だけどGコードを挟んでる)、メロにブルーノートは使わない、メロディーは正統派ナチュラルメジャースケールのみという、絶妙の爽快感!
いつ聴いてもゾクゾクします。
サビの、平行移動ではない複雑なハーモニーに、ラストのファルセットロングトーンも、美しくロックしてて最高です。
方やB面は、『Ⅰ→Ⅱm→Ⅲm→Ⅱm→Ⅰ』や、『Ⅲ7→Ⅵm』など美しい展開と旋律。"Ⅳm"や、"Ⅱ7"なんかも使って、最後は解決しそうでしない余韻の中のような終わり(なんとⅢm終わり!)。
これが2枚目シングルです。
イギリスチャート、1位取ってても取れてなくても関係ないです。名盤です。
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アメリカでは実はVeeJayから、最初にシングルが出されたのがこの曲でした。
1963年2月25日発売ってことは、アルバム"Introducing The Beatles"より前ですね。この時のアルバムにはこの2曲は入ってない。アルバムタイトルを"Please Please Me"にできなくて当然ですね、入ってないんですから。
この後、Love Me Doのページでも触れたように、VeeJayは『抱きしめたい』大ヒット以降に出し直しを行います。1964年1月30日に、B面をFrom Me To Youに差し替えて発売。こっちが例の「ベスト5独占」時の5位に入る大ヒット(レコード番号581)。両面A面曲のシングルですからね…。
"Introducing…"と同じものとは言え、ジャケもありでした。
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日本でもイギリス盤と同じカップリングで、1964年2月10日に発売されました。日本のものは最初から全てジャケ写あり。Introducing…と同じ写真が使われました。
ただ、左右が反転しています。
というか、ほんとはそれが正しい向き、みたいです。
この辺はまた後ほど。
(それにしてもイギリスではシングルはとことんジャケ無しだったみたいで。ちょっと信じられないというか、カルチャーショックですらあります。)
日本盤シングル、ミュージックマンスリー誌で、発売翌月に1位を記録したとなっております。すごい。
<Ⅴイギリス公式シングル >
