"HELP!" 『ビートルズ名盤100』その6(Ⅱ-5)
ビートルズ映画第2弾の登場です。
このアルバムもよく聴きました!(もちろんイギリス版です。上の画像では左側の方。)
何度も言うようですが、ビートルズにハマった当時はまだ中学生だったので、端から全アルバム買うなんてできない。
で、当時あった『貸しレコード屋さん』というシステムを利用して借りてきて、カセットテープにダビングして聴きまくってました。
(当時は46分テープというのが主流でしたが、これだとビートルズって、後ろがけっこう余っちゃうんですよね、っていう)
レコードの帯裏のディスコグラフィも参考にしながら、次はどれを借りようか、なんてことを楽しんでいました。
(国旗帯の裏にはシリーズリストが載っていました。)
さて、アルバムの話。
このアルバム、ホントに名曲揃いで、多分前のアルバム(フォーセール)の制作時から映画の話もあったのかな、とも思えてきます。
「いいのが出来たからこれは映画で使いたい」とかもあったんじゃないかと。そう思えるくらいの、力の入れ具合を感じます。
前回、前々回と入らずだったジョージ作も、2曲です。
リンゴが歌うカバー曲も、映画スターがテーマの歌で、「僕が主役です」と言わんばかりの存在感。
実際映画自体も、リンゴを軸にお話は進んでいきますから、リアリティーもあります。おかげで、B面も映画の印象そのままに聴けます。
(曲自体は映画では使われてないんですけどね。)
あの名曲、『イエスタデイ』も、このアルバムのB面で登場です。
なんと最後から2番目。なんでこんな位置にあるのか。ビートルズメンバー及びスタッフとしても、"ロックバンドじゃなさすぎる"と考えたのかもしれません。
それでも、名曲誕生には違いありません。
今も彼らの人気が一般認知度を保っているのは、やはりこの曲の存在が大きな要因の一つと思います。
でもでも、最後はやっぱりカバーでジョンがシャウト!ロックなイメージで締めくくります。
最高です。
★☆★☆
米版はまたしても映画サントラ的に、英版A面7曲プラス映画BGM用インストで構成されています。
今度のインストはジョージマーティンではありませんが、インド的アレンジなんかもあり、その後のジョージに影響したかは分かりませんが興味深いものがあります。
でも、最後もジョン曲じゃないどころかインストだし、イエスタデイもないのでちょっとさみしい。
さらにキャピトルさんはこれらここで余らせた7曲を、この先アルバム3枚にわたって使用していきます。さすがにどうかと思ってしまいます…。(当時のアメリカの方にとってはこれが普通ってことになるんでしょうけど。)
★☆★☆
ところで、このアルバムのジャケットでメンバーがとっている不思議なポーズですが。
雰囲気としては映画『4人はアイドル』に、雪山で遠くからこっちに向かって手を振ってるシーンがあるのですが(かなり一瞬ですけど)、あれっぽいやつってことだと思います。
それでしかない、というか。
でもこれ、手旗信号の H, E, L, P, かと思ったら違うじゃん!って話があります。
それが大きくなりすぎて、どうかすると、「あれは間違ってます」、みたいな言い方になっちゃってたりもします。
手旗信号論を誰が最初に持ち出したかは分かりませんが、
「いやいや、手旗信号なわけあるかい!」
とか、そういう感じの話だったとは思うんです。
ただ、このジャケのメンバー写真、実は裏焼きになってるんですね。
メンバーそれぞれ、左右が反転してるんです。
そこで、
① この4人を"表焼き"に直して、
さらに、
② "アメリカ版ジャケットの並び"で並べて、
実際の手旗信号のH, E, L, Pとを見比べてみましょう。
すると…、



どうですか!
あながち遠くない感じ!!
ポイントは、Hが腕をクロスさせなきゃいけないってこと。
クロスはさすがにちょっとわざとらしいし、ジョージの顔もコートで隠れちゃいそうでよくないです。
映画の、ただ手を振ってるだけの感じともかけ離れすぎちゃいます。
なので、意外と、
「そうしてみようと思ったけど、やってみたらイマイチなんでやめといた」
または、
「参考にはしてみたけど、そのまんまじゃよくないよね」
だったかもしれません!
ジョージがポーズ変えるなら俺も、って、ジョンも片腕変えてけっこう違うポーズ。ポールだけきっちりそのまんまで、リンゴは間を取ってちょっとだけ変えてる。
それはそれでなんかビートルズ的だ!と思ってるわたくしであります。
<Ⅱ英公式アルバム >
