情報収集の具体例と分析の方法、そして分析の実践
今回のテーマは「モハPの情報収集と分析の方法」です。基礎控除の見直しに関する一考察(103万円の壁を通じて)に続き、こちらも、モハPチャンネルのチャンネル登録様が20万人を達成した記念に、noteでの特別企画として記事のリクエストをお受けした際にいただいたものです。
大変お待たせしてしまいましたが、ご質問・ご提案いただきありがとうございました。この記事では、
モハP:ご存知モハP
私:筆者(TeamモハP Jim)
としています。よろしくお願いいたします。
私は「モハPチャンネル」の過去の動画も含めてほとんどすべて閲覧しています。ほとんどすべてとしたのは、サムネイルがエスカルゴのものなど、再生ボタンを押せないものがあるためです。
前置きが長くなりましたが、「モハPの情報収集と分析の方法」はズバリ回答している動画がありました。noteでもまとめています。この記事では、モハPの情報収集の方法を振り返るとともに、もう一歩踏み込んで、「分析の実践」について詳しく説明します。ビギナーの方に向けた記事です。よろしくお願いいたします。
情報収集の方法
モハPの情報収集ですが、下記のとおりです。noteのリンクも置いておきます。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)
FT(フィナンシャル・タイムズ)
ブルームバーグ
ロイター
日経新聞
BBC(イギリス)
CNN(アメリカ)
アルジャジーラ(中東)
動画では触れていませんでしたが、恐らく情報収集のメインは英語版でしょう。動画の内容をnoteで記事にするにあたり、私が情報源を追うこともありますが、日本語版ではヒットしないことが度々あります。
情報収集の考え方
投資において、情報収集は非常に重要なプロセスです。しかし、すべての情報を鵜呑みにするのではなく、情報の本質を見極め、精査する姿勢が求められます。特に、ニュースや金融機関の発信する情報をそのまま信じるのではなく、批判的に考えることが重要です。なぜなら、広く知られている情報は市場にすでに織り込まれているため、それをもとに行動しても市場平均並みの利益しか得られないからです。
そもそも情報が新しいかどうかも重要です。過去に、産経新聞の記事について、新しい情報は何もないと切り捨てたこともあります。
一見すると新しい発表のように見えますが、実際にはこの目標はすでに知られていた内容です。新目標として紹介されているものの、実態としては目新しさはありません。
また、メディアを通じた情報には、そのメディアの解釈やバイアスが含まれることがあります。そのため、特に経済指標や統計データなどについては、メディアの報道を見るだけでなく、政府や統計機関が発表する一次データを直接確認することが重要です。
多くのメディアでは、起こった出来事を伝えるだけで、その背景を詳しく解説することは少ないです。特に、ニュースには時間的な制約もあるため、なぜそれが起こったのかという要因やその背後にある歴史的な経緯について触れることは稀です。
モハPは、ニュースを単に伝えるだけではなく、その背景にある要因や歴史的背景の深掘り、リスクの顕在化の理由を分析することに重点を置いています。
では、どのように情報を収集し、分析するべきでしょうか。ここから「分析の方法の実践」です。
分析の実践
下記はBloombergの記事です。どのように分析しますか。
ロレックスからオーデマ・ピゲ、スウォッチに至るまで、スイスの時計メーカーにとって厳しい環境が浮き彫りになった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の需要急増を経て、中国本土と香港の消費者が高価な時計の購入を控えているためだ。
一方で、スイス製時計の2大輸入国である米国と日本向けは堅調に伸び、中国と香港の落ち込みをカバーしている。
米国への出荷は11%増、円安の恩恵で小売店売り上げが好調な日本は20%増だった。
一次データの確認
まず、一次データを確認しましょう。

Bloombergの記事は、中国と香港への輸出減少要因、米国と日本への輸出増加の内容が中心でした。一次データを見ると、イギリスの影響も無視できないでしょう。モハPはイギリスへの輸出増加について、格差拡大の影響があると分析しています。
イギリスでも高級腕時計の需要は堅調です。同国では富の格差が拡大しており、2024年には上位60人の納税者が6,000億円もの所得税を納める一方、ホームレスの増加が問題となっています。このような社会構造が高級腕時計の売れ行きを支えている可能性が考えられます。
背景の深堀り
また、中国と香港への輸出減少要因として、コロナの反動以外に、中国の不動産バブルの崩壊に伴う景気低迷もあるだろうと分析しています。
不動産バブルの崩壊に伴う景気低迷も減少の要因として見逃せません。そのため、今後も中国および香港への高級腕時計の輸出は減少が予想されます。
高級時計に詳しい方は、ブランド別の分析など実施しても面白いでしょう。下記はモルガンスタンレーのレポートをもとにした表ですが、カルティエは値上げ戦略を実施して売上を伸ばしており、初めて市場シェアがオメガを上回りました。

こうした企業戦略の巧拙も一因としてあると思います。富裕層の投資目的としての高級時計需要もあるでしょう。私は、「需要と供給」、価格がどう変化したかを中心に分析することが多いです。
皆様も、自分の仕事や趣味の領域では、自然とトレンドや動きを追い続けている、誰にも負けない強みのようなものがあると思います。仕事や趣味に関連することに興味を持ち、様々な視点で分析を続けることは非常に有益です。
以上が分析の実践でした。モハPの分析方法を参考にしつつ、ご自身の強みを発揮するのが一番です。今後ともよろしくお願いいたします。
ご参考(前回のリクエスト記事)
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