低身長症の息子の服を縫っています
vol.1 まずは自己紹介
はじめまして。低身長症息子の専属仕立て屋です。難病に起因する低身長症の息子のために服作りを始めて6年になります。
息子、もうすぐ14歳ですが、身長110cmぐらい…ぐらいって、正確に測れない事情ありまして、そのあたりは追々書いていきます…。
生まれた時は新生児の標準的身長体重でした。でも、生後3か月ごろから発育曲線を逸れていき…就学時(6歳)にはやっとこさ96cm、3歳半ごろの体格でした。
そして、既製服がなんだか着せにくい。5歳ごろから120サイズを買っていましたが、頭が引っかかって「えいっ!」とお着替え、それと袖丈とズボン丈がやたら余って2回も折り返したり。ようやく「低身長症」という状態に気付きました。
低身長症…原因はさまざま、身体の状況も個人差があります。私の息子は四肢短縮の低身長症ですが、均整のとれている低身長の方もおられると聞きます。
最初の壁がランドセルでした。たぶん無理だよなぁと思いつつ、ランドセル売り場へ。軽量タイプを担がせるも、おっとっと、後ろに倒れそうに…諦めました。小さくて軽いリュックを買いました。
次が学校指定体操着、最小サイズが120だったので半袖・長袖一揃いを120で購入、半袖はまあ良し、長袖は…袖丈ズボン丈とも盛大に余り、どうやって着せるねん、一着4000円新品体操着にハサミを入れる勇気無く、母ちゃんは頭を抱えました。
そんな日々を過ごして…母ちゃんは決心しました。「息子の服は、母ちゃんが縫っちゃる!」「母ちゃんが元気なうちは着るものの不便はさせない!」と…。
いろいろ調べて、文化服装学院の通信講座にたどり着き、受講料50000円(当時)と家電量販店で買った29800円のミシン、これが息子専属仕立て屋の始まりでした。
どうにか受講期限内に修了して、洋裁本を見ながら縫えるようにはなりました。
でも、講座は婦人服ベースだったので、「では低身長症の服はどうやって縫うのか…」は相変わらず分かりません。
四肢短縮型低身長症…手足が短いだけではありません。体幹部の厚みがあり、背中のS字カーブが強く、ヒップ周りにボリュームがあり…子供服教科書も別途買いましたが、その「原型」でも対応ができなかったのです。
一人で製作することに煮詰まり、低身長症さんの服作りをしている人がどこかに一人ぐらいは…と願い、製作の傍らせっせと情報検索をしていました。そしたら…
いました。
とあるクラウドファンディングのサイトに
「軟骨無形成症の服作りに挑戦します!」
(※軟骨無形成症…四肢短縮型低身長症)
パソコンの前で「あーっ!」と叫んでバンザイしました。約2年前、これがgago-276さんとの出会いでした。ようやく同志が見つかった嬉しさに、すぐにgago-276さんのInstagramを探してDMを送ると、ほどなくたいへん丁寧なお返事を頂戴してご縁が始まりました。
同志とお呼びするのは、おこがましいにもほどがある、gago-276さんは私なんかの何十倍もの努力を重ねていた方でした。
私は「母ちゃんが縫っちゃる」いわば自己解決の道を選びましたが、gago-276さんはOEM生産…クオリティの高い服を、必要とする方々が買えるようにする道を開拓してこられました。
お聞きするに、低身長症の服作りという前例の無い案件に、100社近い縫製会社に問い合わせをされたと…。
私は息子の難病の関連で、たくさんの頑張る親御さんに出会ってきましたが、gago-276さんの頑張りはスケールが桁違い…右に出る人を思い付かないです。
そして今、gago-276さんは新製品を必要な方々に届けたいとの願いを込めて、3回目のクラウドファンディングを開始しました。
https://readyfor.jp/projects/GAGO-276-CF3?sns_share_token=73d3b158428e39e5bc94&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
ご支援をいただけましたら本当に有難いですが、皆さまいろいろなご事情あることと思います。直接のご支援ではなくても↑↑上記サイトを見て低身長症さんの衣類ニーズを知っていただくことも充分にご支援の形です。
拙文を最後までお読みくださり、ありがとうございました。
