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娘の“上振れ”をどう見るか──英会話体験がくれた小さな揺れ

娘を、実家の知り合いがやっている小さな英会話教室に連れて行きました。
特別な期待はしていなくて、「合えばいいな」くらいの気持ちで見守るつもりでした。でも、今からなら、「もしかしたらと──。」なんて、思うような、思わないような。


予定は20分。ところが、終わってみると40分になっていました。
ABC、色、1〜5の数字。ピザ、トマト、コーン。


先生のハイテンションに合わせて、娘は全力で真似をしていました。
最後には「幸せなら手を叩こう」の英語バージョンで、clap と stomp を何度も繰り返していたのです。


見ていて感じたのは、はっきりした「上振れ」でした。


いつもの彼女より声が大きく、動きも積極的で、明らかにテンションが高かった。
その上振れをどう解釈するかで、親の見方は変わります。


両親が何かを期待してると思い、それに応えようとしているのか。
教室のテンポに合って、純粋に楽しんでいるだけなのか。
あるいは単に、その日の気分がたまたま良かっただけなのか。
答えは一つに定まりません。どれも正解で、どれも部分的であるように思います。


帰り道、妻は「楽しそうだったしいいんじゃない。」と軽やかに言いました。
その一言が、肩に力が入っていた自分をふっと和らげてくれました。


その日の余韻はしばらく残りました。
家では青いものを見るたびに「ブルー」と言い、近くの公園ではいつもより一歩前に出る場面がありました。


英語という新しい言葉が彼女の中に入り込み、短い時間でも確かな揺れを作ったのだと感じます。


しかし、その揺れが将来どんな意味を持つのかは分かりません。

英語が好きになるかもしれないし、単に一回限りの高揚で終わるかもしれない。
結果を急がず、揺れそのものを見守ることのほうが、今は大事だと考えています。


子どもの「上振れ」は親にとって扱いにくいものです。
評価したくなるし、説明したくもなる。だけど、説明しきれない曖昧さの中にこそ、次の変化の種が潜んでいる。
だからこそ、決めつけずに、少し離れたところから静かに眺めてみる――その態度が、子どもの学びにとって優しいのではないかと思います。


娘の英会話体験がどんな風に続いていくのか。
しばらくは、ただ観察することを楽しみにしています。


あなたのお子さんが、最近ふと上振れした瞬間はどんなときでしたか?

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