「教壇を降り、焙煎機の前に立つ。開店10日、450人の訪問と『7人』からの挑戦状」
「BASEショップを開店して、10日が経ちました。 この期間に訪れてくださった方は450人。そして、実際に注文ボタンを押してくださった方は、7人でした。 35年間、特別支援学校の教員として子供たちと向き合ってきた私にとって、この『7』という数字は、かつて教壇で感じたどんな数字よりも、重く、そして愛おしい。 パソコンの画面の向こう側に、確かに人の体温を感じた瞬間でした。」
「買ってくださった方々の中には、かつての同僚、SNSで私の言葉を拾い上げてくれた方、そして今まさに、私と同じように『新しい一歩』を踏み出そうともがいている方がいました。 焙煎機の前で豆を見つめる時、ふと手が止まることがあります。 『この豆は、あの時の私の授業よりも、誠実だろうか』 教員時代、より良い授業のために準備を重ねたあの頃よりも、今の私は、豆の弾ける音や香りに全身全霊で耳を澄ませています。35年分の『人を想う力』を、すべてこの一粒に込めているのだから。」

「注文してくださった方一人ひとりに、手書きのメッセージを添えました。届いた先から届く『美味しかった』『温かい気持ちになった』という声。その言葉の一つひとつが、焙煎機に向かう私の背中を押してくれます。 私は、ただのコーヒー豆を売っているのではないのかもしれません。 かつての教え子たちや同僚、そして今もどこかで頑張る誰かのために、自分を整える時間を届けているのだと、ようやく気づきました。」
「次の目標は、100人の方に届けること。 SNS戦略、宣伝、集客……答えのない問いは山ほどあります。でも、かつての教え子たちの歩幅を信じて待ったように、私はこの『物語の一粒』を信じて焙煎を続けます。 もし、このほろ苦い物語の続きを一緒に味わってみたい方がいたら、私の小さな焙煎室を覗いてみてください。 まだ見ぬあなたに、最高の香りを届ける準備をして待っています。」
