見出し画像

夫が救急車で運ばれるの巻

先日、娘の保育園のお友達のお家へごはんに呼ばれた時のこと。
たくさん飲んで食べて、娘はお友達とたくさん遊んで家族みんな大満足で帰宅。

その日は盛り上がったこともあり、夫はかなりのアルコールを摂取していたのでこのままリビングで寝落ちする可能性があるな、と思い、23時頃には夫を寝室に引っ張っていき、無事に就寝。

が、夜中。
ダン!ダン!ダン!と音がして目が覚める。

産後、少しの物音でも起きるようになってしまった私は毎晩耳栓をして眠っているのだが、それでもはっきりとわかる音がした。
眠れなった夫がまたリビングに降りて夜更かししてるのか?と思いながら、でもなにかおかしいな?と思って降りていくと、夫が床を拭きながら、
「もちこちゃん、ごめんね。けがしちゃった」
と、冷静な声で言う。
「え?え?」
と状況がつかめない私。
夫が私におでこを見せ、そこがぱっくりと切れている。
「え?えー・・・」
とさらに混乱する私。傷は結構深そうで、大丈夫なのか?と聞くと
「うん、大丈夫。ごめんね」
と夫は静かに言う。ごめんねってなに?もう死ぬんか?と心の中でめちゃくちゃ不安になったが、ここで私が取り乱すわけにはいかないと思い、状況を聞く。

夫はまったく記憶がないらしく、気づいたらリビングにいて血まみれだったと。血痕を見て恐らく階段から落ちたんだと思う、と言う。階段下の床に大きくえぐられたような謎の傷もついていて、まさか強盗か?とも思ったが、戸締りもしっかりしており荒らされている形跡もないので多分違うだろうということになった。
夫は私が下に降りてくるまでに床の血痕を拭き、血だらけのTシャツを洗ったりしており、その冷静さが逆にコワイ。

話を聞きながら混乱しつつも、
「とりあえず、救急車よんで病院行きなよ」
と促し、夫は自分で119番をし、淡々と状況を説明して救急車を呼んだ。

救急隊の方は夫の額の傷を見るなり、「あちゃー」と一言。
そして救急車に乗るには付き添いが必要、と言われ青ざめる私。
子供を置いていくわけにはいかないので、寝ている2歳を起こして一緒に連れて行かなくてはならない。

お友達のおうちで昼寝もせずひたすら遊んで疲れて眠っている娘。その娘を起して救急車に乗って病院に行く??そんなの地獄絵図になる未来しかない。どうする?と私と夫が渋っていると、
「とりあえず応急処置しましょう」
と救急隊の方々は玄関先で処置を始めてくれた。

その間、隊員の方にまだ2歳の子供がいるので私が付き添うのは厳しい、と話すと彼らも親身になってくださり、
「ここから近い◆◆病院なら付き添いがなくてもいいって言ってくれるかもしれないので確認してみますね」
と言ってその病院に電話をかけてくれた。救急の先生につながり、事情を話していると「とりあえずこちらで傷口を縫うことになるが、整形外科の先生みたいにきれいに縫うことはできないがいいか」と確認が入る。
すると夫がそれに難色を示し、
「顔なんで、それなりにきれいに縫ってほしいので後日自分で病院に行きます」
と断ってしまう。しょ、正気か??救急隊の方も、いや、絶対行ったほうがいいと思うけど…
という感じ。
「奥さんはどう思います?」
と振られ、いや、この頑固夫が私の意見を聞くはずないのでね?と思いながら
「えーと・・・」
と言葉を濁す。すると、電話口で隊員の方が送った患部の写真を確認したのであろう先生が、
「強制はできないけど、その傷を見る限り、この状態で週明けまで待って病院行くとなるとリスクのほうが大きい。今来てもらって縫った方が絶対に良い」
と伝えてくださり、やっと事態を把握した夫は一人救急車に乗って病院に行った。

救急隊の方々と病院の先生はお忙しい中終始親身になってくださって本当に感謝しかありません…。

その後、私は寝室に戻りすやすや眠る子の隣に横になったが朝方までなかなか眠れなかった。ほんの一、ニ時間寝て子供と起き、徹夜したような頭で家事をこなした。
夫は顔を15針も縫ったらしい。

命に別条がなく良かったが、長く、なかなかにえぐられた1日であった。

前日に楽しい時間を共にしたお友達家族たちのライングループに夫が自身の包帯だらけの写真を投下、最終的に笑い話になって終わった。

即座に共有できる環境にあって救われた。

そんな週末であった。

いいなと思ったら応援しよう!

もちこ この記事をもし気に入っていただけたらサポートをお願いします! サポートは今後の記事作成のための書籍購入に使わせていただきます。