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mikitanishi3
説明の長い上司、動けない部下
説明は簡潔な方がいい。
これは間違いない。
ただし、必要最低限の背景情報は盛り込まなければならない。
これができる上司は、間違いなく“できる側”の人間だと思う。
なぜなら、
・問題点を把握する力
・解決策を発想する思考力
・部下の力量を理解するコミュニケーション力
これら全てが求められるからだ。
相手に合わせて、「どこまで説明すべきか」を調整するのは、実はかなり高度な能力なのである。
一方で、話の迷路に誘うような上司もいる。
相手の事情などお構いなしに、思いついたことを断片的に話したかと思えば、急に関係のない話を大量に挟み込んでくる。そして気づけば、2時間拘束されている。
にもかかわらず、部下は「結局、何をすればいいのか」が分からない。
一生懸命、話の内容を思い出しながら作業を進める。しかし当然、うまく進まない。
その結果、
「さっきも言っただろ」
などと言われながら、上司に頭を下げることになる。
部下は、以前の私である。
当時の私は、毎日のように2時間残業していた。
だが、その上司の評価はこうだった。
「お前は仕事が遅い」 「その残業は、お前の能力不足によるものだ」
さらには、
「自分の実力不足による残業を申請するのは愚かしい」
とまで言われた。
正直たまったものではない。
もちろん、説明が長くなる人に悪意があるとは限らない。
誤解されたくない。 漏れなく伝えたい。 丁寧に教えたい。
そう考えている人も多いのだと思う。
ただ、説明とは「話し終えること」ではない。
相手が理解し、動ける状態になって初めて成立する。
話が長い上司というのは、時にそれだけで部下の思考力と時間を奪う。
そのことは、ぜひ認識してほしい。
