名前と想いのあいだで
両親がくれた私の名前には、
呼び名にも、漢字にも
ひとつひとつに願いが込められていました。
とてもあたたかくて
たくさんの想いが詰まった名前。
そんな自分の名前をずっと、
誇らしく思ってきました。
同時に少しだけ、
背伸びをしながら
生きてきたような気もします。
期待に応えなきゃ、とか
がっかりさせちゃいけない、とか
はっきりと言葉にならないものだけれど。
名前と一緒にある、
小さな使命感みたいなものを
受け取ってきたような感覚。
だからなのか、
匿名で良いような場所でさえ
いつも自分の名前を名乗ってきました。
なんとなく「違う誰か」になっては、
いけないような気がしていたのかもしれません。
noteを始めるときも
当然、アカウント名は
自分の名前にするつもりでした。
でも、
「クリエイター名」
と表示された小さな空欄を前に
私の手はしばらく止まっていました。
もしここに、誰かのためではなく
「自分のための名前」
を入力してみたらどうなるのだろう? と。
色んな名前を打ってみては消し、
また打っては消しての繰り返し。
ちょっぴり照れくさくて、
ソワソワして落ち着かない。
💭
本当にいいのかなぁ……
迷いと共に押した、更新ボタン。
空白だったクリエイター名に入力したのは
Ena(エナ)
という、これまでの人生で
一度も名乗ったことのない名前です。
この名前に、
私はそっと想いを託しました。
Enaという名前は、
音の響きはちがうけれど
自分の名前との繋がりを残したものです。
本名に込められた想いを
ほんの少しだけ自分側へ角度をかえて
見つめてみたときに生まれた名前。
もっと自由に
自分の名前とは全く関係のないものに
しても良いのかな…と思ったけれど
私は、周りの願いや期待を
大切にしてきた自分も
その中で生きてきた時間も
急には、
手放すことができませんでした。
でも、誰かの期待や願いだけでなく
「自分のための名前をもってみたい」
そう感じたこの瞬間のことも
ちゃんと守ってあげたいなと思いました。
だから
期待を手放しきらなくてもいい。
でも
期待にしばられ続けなくてもいい。
そのあいだに、立ってみる。
そんなふうに
どちらも選びきらないまま
存在していい場所を、
「 Ena 」という名前を通して
noteの中につくってみることにしました。
これまでの自分にも
これからの自分にも
「ここにいていいよ」と
伝えてあげられるように。
🌷
守り抜いたほうがいい?
それとも、
手放したほうがいい?
なにか、ひとつを
選ばなきゃいけないような気がしたり
どちらか一方だけが
正しいような気がしたり。
「こうあるべき」と「こうありたい」
のあいだで揺れ動くことがあります。
だけど、
まだ手放せないものも
新しく芽生えた想いも
どちらも抱きしめたまま
歩き出してみるときがあっても
いいのかもしれないなと思ったのです。
noteの中には
本名のままでもなく
全くちがう名前でもなく
「Ena」だったからこそ、
紡ぐことのできた言葉があって。
どちらも連れたままの私だったからこそ
届いた出会いや、繋がりがありました。
何かがきれいに整理できたわけでも
素晴らしい答えを見つけたわけでもなく。
守り抜きたいもの。
変わっていきたい想い。
手放したくても手放せないもの。
いろんなものが今も同時に
こころの中に存在しています。
それをまるっと抱きしめたままの私で
この記事を書いているのは
いまの言葉を残しておきたかったから。
❄
2月は毎年、
自分がもらった名前の意味や
生まれてきたことに想いを馳せる季節。
誕生日を迎える月だからです。
何かが大きく変わるわけではないけれど
Enaとして、初めて迎える2月。
その節目に、こうして今の自分の言葉を
残しておきたいなと思いました。
2月の満月、スノームーン。

真冬の夜空で
寒さもあたたかさも
両方を包み込むように
きらきらと輝いていてくれました。
🌕
広い広いnoteの街で、
出会ってくれたみなさんへ。
いつもEnaとして、揺れながら
綴っている言葉を見つけてくださり、
本当にありがとうございます。
私はただ、
ここにいられることが嬉しい。
そんな気持ちで、ここにいます。
そして
ほんの少しだけ、
私の願いを書くとすると
それぞれの立場や
役割のようなものをこえて
誰かの想いと、私の言葉とが
巡りあう瞬間があったら素敵だな。
そんな願いをのせながら、
投稿ボタンを押しています。
まだ、言葉になりきらない想いも
想いの輪郭さえつかめない
ふわふわしたものも。
あなたのこころの中の、ひと欠片と
偶然にでも巡りあう瞬間があったなら
それは今の私にとっての、
かけがえのない幸せのひとつです。
🍀
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
みなさんとの出会いに感謝をこめて。
また、お会いできますように🌠
Ena
