『おめでとうと、ありがとう』
「お父さん、お誕生日おめでとう」
LINEトークに打ち込んだ
父へのメッセージを見つめながら、
ソワソワが止まらなかった5月の後半。
毎年、父の誕生日には
おめでとうスタンプをひとつだけ送るのが
いつの間にか習慣になっていました。
だけど今年は、スタンプではなく
文字でメッセージを打ってみたんです。
🕊
私が子どもの頃から、
父は仕事で家にいないことも多く。
顔を合わせてもほとんど
会話をすることがありませんでした。
仲が悪かった……
というわけでもないのだけれど。
昔ながらの、超亭主関白気質。
父が口を開くときは決まって、
怖い顔をして怒っているとき。
ものがポーンと飛び交うとき。
そんなイメージが積み重なり、
なんとなく無意識に父との距離を
とるようになっていました。
本当は子どもの頃だって、
怒られたことばかりではなかったはず。
たまにお出かけすると決まって
なんでも買ってくれていたのは父だった。
本当はこっちが欲しいけど高いし……
なんて子どもながらに遠慮していたら、
「買っちゃるで~!」
と嬉しそうにレジへ向かってくれていたなぁ。
大人になった今なら、
父の笑顔も自然と思い出すことができます。
だけど、
"感覚"の記憶って不思議ですよね。
地元にいる父とは何年も会っていないのに、
いざメッセージを送ろうとすると、
まるで子どもの頃に
タイムスリップしたみたいに
体がぎゅっと固まってしまう。
「あ、怒られる……」
そんなふうに感じていた頃の
ドキドキやソワソワが、
そのまま心と体に残っていました。
それでも今年は、
スタンプではなく
自分の言葉で送りたいなと思ったんです。
たった一文の、、、
しかもお誕生日のお祝いメッセージ。
こんなにも緊張しながら送ったことが、
これまであったでしょうか(笑)
勢いに任せて、
えいっ!と送ったLINE。
🫧
そして、ほんの数分後——
私の「ド緊張」に羽が生えて、
パタパタ~っと飛んでいくくらい
爽快な返信が届きました。
『ありがとう!元気か~?』
『いや~、もう○○歳なんて
自分でもビックリじゃわ~!』
『最近、腰がいとーてな(痛くてね)
○△□※☆……』
一文のメッセージに、
何倍もの文量で返信をくれた父。
それから3往復ほど
LINEのやりとりをしました。
父と3往復もメッセージを交わしたのは、
たぶん人生ではじめてのこと。
おめでとうを伝えられたこと以上に、
あんなにこわい存在だった父と、
こうして雑談ができる日が来るなんて。
なんだか私のほうが
サプライズプレゼントをもらった気分でした。
お父さん、お誕生日おめでとう。
そして、
生まれてきてくれてありがとう!
さすがにこんなことは
恥ずかしくて言えないので、
noteにこっそり書いておこう……(笑)
🎁
誰かのお誕生日って不思議ですよね。
その人が生まれてきてくれたことや、
今こうして繋がれていることを、
改めて感じるきっかけになるから。
実はこの5月、
私にとってもうひとつ。
小さな"お誕生日"がありました。
この5月で、
初めてnoteに投稿してから
1年が経ちました。
最近は以前ほど投稿したり、
みなさんのnoteを読みに伺ったり
できる時間が少なくなったけれど。
『 noteの街が大好き 』
この1年間で
一度も色褪せなかった私の想いです。
そう思えるのは、
ここで繋がっていてくださる
みなさんがいるからこそ。
それぞれ、いろいろな形で
あたたかな繋がりが
そっと、続いていくこと。
決して当たり前ではないことが、
静かに叶っていること。
それもまた、
note1歳のお誕生月に受け取った
かけがえのないプレゼントです。

改めて、
ここで出会ったすべてのみなさんへ。
心からの感謝を込めて……
本当にありがとうございます。
みなさんの日々が、
それぞれの場所でこれからも
あたたかく繋がっていますように。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
また、お会いしましょう🌕
Ena
