ADHDの人は血糖とドーパミンを整える食事が効く
ADHDの人にとって、食事は単なる「健康管理」ではない。
食事は、集中力、気分、衝動性、やる気、眠気、イライラを左右する、かなり直接的な制御メソッドである。
ADHDでは、注意力や意志力だけの問題ではなく、脳内の報酬系や覚醒レベルの調整に偏りが出やすい。
特に重要なのが、血糖とドーパミンである。
血糖が乱れると、脳のエネルギー供給が不安定になる。ドーパミンが乱れると、やる気、快感、報酬感、集中の持続が不安定になる。
つまりADHDの食事戦略とは、血糖を乱さず、ドーパミンを安定供給できる食事にする、という基本方針でとるといい。
砂糖は「一瞬のやる気」と引き換えに、あとで脳を乱す
ADHDの人は、刺激や報酬に敏感である。だから、甘いもの、炭酸飲料、菓子パン、スナック、カフェイン入り飲料などに引き寄せられやすい。
これらは短期的には気分を上げる。
砂糖を摂ると、血糖値が上がり、脳にエネルギーが届いたような感覚になる。さらに、甘さは報酬系を刺激し、ドーパミン的な快感を生む。
そのため、
「よし、少し元気が出た」
「頭が回り始めた」
「気分が軽くなった」
と感じることがある。
しかし問題は、その後である。
砂糖を多く摂ると、血糖値が急上昇する。すると身体はインスリンを出して血糖を下げようとする。その結果、今度は血糖値が急降下しやすくなる。
この血糖の乱高下によって、眠気、イライラ、不安感、集中力低下、頭のぼんやり感、衝動性、だるさ、さらに甘いものが欲しくなる感覚が起きやすくなる。
ADHDの人はもともと注意と報酬の調整が不安定になりやすいため、この血糖の乱高下の影響を受けやすい。
つまり砂糖は、短期的には「起動剤」のように感じられるが、長期的には脳のノイズを増やす可能性が高い。
ADHDの食事では「血糖の急変動」を避ける
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