【2026年1月15日】MLB労使協定(CBA)が2026年12月に期限到来で2027年シーズンのロックアウトか
【2026年1月15日】MLB労使協定(CBA)が2026年12月に期限到来で2027年シーズンのロックアウトか
メジャーリーグ(MLB)と選手会(MLBPA)が結ぶ労使協定(CBA)が、米東部時間で2026年12月1日23時59分に期限を迎える。米国のメディアでは、合意に至らなければ2026年オフにMLBチームのオーナー側がロックアウトに踏み切り、2027年シーズン準備に影響が出るとの見方が強まっている。
マンフレッド・コミッショナーは楽観論も
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は1月上旬のメディア出演で、報道の「悲観ムードが先行している」としつつ、「162試合を行うのが目標」と語り、早期からロックアウトを前提とする議論をけん制した。
一方で、選手会側は警戒感を隠していない。トニー・クラーク事務局長は過去の発言として、リーグ側が「(交渉決裂なら)労働停止になる」との認識を示してきた点に触れ、ロックアウトを想定していると受け取れるコメントも伝えられている。
そもそも「ロックアウト」とは
ロックアウトは、球団側(オーナー側)が選手の就労を停止する措置。発動されると、基本的にFA交渉やトレードなど球界の取引が凍結し、春季キャンプや開幕準備にも影響が及ぶ可能性がある。
MLBは直近でも、2021年末から2022年にかけてロックアウトを経験している。
最大の争点は「サラリーキャップ(年俸上限)」周辺
複数の報道が共通して挙げる最大論点が、「サラリーキャップ導入の是非」だ。オーナー側は戦力均衡や収益構造(ローカル放送モデルの揺らぎ等)を背景に上限導入を模索する一方、選手会は伝統的に強く反発してきた。
加えて、APは選手会が「若手選手が実力に見合って早期に報われる仕組み」や「MLB30球団の投資姿勢を促す仕掛け」も重要なテーマとしていると報じている。
交渉はいつ動くか?
ESPNによると、MLBの実質的な労使交渉は例年どおり春季キャンプ期(2026年春)に本格化しやすいとし、期限当日のロックアウト入りを想定する見立てを紹介。さらに「レギュラーシーズンの試合消滅」を避ける“実務上のデッドライン”として、2027年3月上旬〜中旬を挙げている。
つまり、最大の焦点は「2026年末に合意できるか」だけでなく、ロックアウトが長期化して2027年シーズンの日程に食い込むかにある。
MLBは2027年シーズンの“開幕”を守れるか。MLB労使の間でのサラリーキャップを中心とする制度の綱引きは予断を許さない。
