|ブックエッセイ|2025年度版 今年読んで面白かった本12選|
皆様ごきげんよう。早くももう大晦日ですね。
そんなわけで2025年、わたしが勝手に選ぶ今年の面白かった本だいたい12選、選んでおきます。なお、同一作者(著者)は一冊まで。あと、新刊に限りません。
01月 『人生投影式 スクリーン・オブ・ライフ』(未苑真哉著 22世紀アート刊)
近未来SF連作短編。昏いカタルシス、と読書日誌に書きました。
02月 『王朝奇談集』(須永朝彦著 ちくま学芸文庫刊)
「リライト」という作業もここまで品格のある文章でやれば読むに足るといういい一例。
03月 『きみはメタルギア・ソリッドV:ファントムペインをプレイする』(ジャミル・ジャン・コチャイ著 河出書房新社刊)
いきなりのポストモダン文学。このタイトルに惹かれたなら絶対ハマると思います。
04月 『ジュリアとバズーカ』(アンナ・カヴァン著 文遊社刊)
これもポストモダン文学といえるかも。サンリオSF文庫版で読みたかった……。
05月 『ウェルギリウス小品集』(ウェルギリウス著 講談社学術文庫刊)と『ゆふすげ』(美智子(上皇后陛下)著 岩波書店刊)
あの叙事詩『アエネーイス』を書いたウェルギリウス、偽作が多いようですが愉しめました。『ゆふすげ』がわたしの短歌観に与えた影響は絶大。古典文法の参考書買ったぐらい。
06月 『ヘリオガバルス』(ジャン・ジュネ著 河出書房新社刊)
まさかの発掘作品。ジュネ・ファンなら約4,000円はしょうがないですね……。
07月 該当作品なし。この頃は拙作『アレグロ・ヴィヴァーチェで飛ぶ笠井令夢の魂』のため、クラシックの本ばかり読んでました。
08月 『崩壊概論』(E.M.シオラン著 ちくま学芸文庫刊)
ネガティヴな短文の数々。ここまでくると逆に元気の出る一冊。
09月 『資本主義リアリズム』(マーク・フィッシャー著 堀之内出版刊)
どうしてこの資本主義体制が生きづらいクソなものなのかを析出する一冊。惜しいのは対処法がさしてないところ。
10月 『斜め論』(松本卓也著 筑摩書房刊)
↑マーク・フィッシャーとペアで読みたい、ジャック・ラカンの思想で斜めに読みとくさまざまな問題。
11月 『ついでにジェントルメン』(柚木麻子著 文春文庫)
騙されたと思って読んでみてください。2025年エンタメ部門はこの本が優勝です。
12月 『抄訳 特性のない男 ウルリッヒとアガーテ』(ローベルト・ムージル著 松籟社)
2025年、総合的に優勝は本書です……! 観念的エンターテインメント。値段がネックですが……💦
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というわけでいかがだったでしょうか。
noteにきてまだほんのわずか、初心者ともいえない、なにもわかっていないようなユーザーですが、読んでいただけて幸いです。
それにしても本年は皆様お世話になりました。来る2026年もなにとぞよろしくお願いいたします👍️
