随00| なぜ「随筆」なのか⋯前のめりの欲求⋯
2026年2月7日/記
(敬称省略)
今回から「随筆」という枠を新たに設けることにした。理由はいろいろだが、主な理由、というか原因は、私の老化にある。現在78歳、順調に老化が進み、心身のあちこちに問題が出てきた。重い障害を抱えている人と比べたら軽微であり、わざわざ口にするようなことではないのかもしれない。とはいえ、能力の低下は明らかだし、ここに表現欲求の問題が絡んでくる。
老化が進めば欲求が減退すると、なんとなく思っていたのだが、今のところそれはない。結果、欲求と能力のバランスが崩れ、欲求が前のめり状態になってしまった。欲求は強くあるが、体がついていけない、という調子だ。
前のめりの欲求に追いつくため、その事態に適した表現手法を取り入れようとして、「随筆」にたどり着いた。随筆とは、ある辞書に〈 心に浮かんだ事、見聞きした事などを筆にまかせて書いた文章 〉とある。おお、よさそうだ、これがいい。――もちろん自分流の随筆なので、気の利いたオシャレな文章などにはならないだろう。随筆という分野の軒先を借りて、前のめりの文章表現を実験してみようということである。論理や実証よりも、発想、着想、感情、感覚などに重きを置いた内容になると思うが、さて、どうなるか?
追記 この「随筆」枠の画像は、自宅の庭にぽつんと一本だけ生えてきたキノコで、名前は知らない。勝手な生え方と美しさ、ちょっと毒がありそうな気配が気に入ったので、これに決めた。

(随00| なぜ「随筆」なのか⋯前のめりの欲求⋯ おわり)
