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山内が作るシルクたち


お取引する機屋さんを素材毎に絞り、密にコミュニケーションを深めることで毎シーズン見たこともないような生地を提供してくれる山内。その生地に対する拘りからブランド創立当初は綿と麻のみのラインナップだったようですが、そこから納得するモノづくりを行っている機屋さんとも出会い、現在では綿や麻のバリエーションも増え、それ以外にも毛織物のアイテムも多くラインナップされています。

今季、新たに取り扱い始める素材は“シルク”。
「繊維の女王」と呼ばれるシルクは、多くの人が無条件で良い素材と連想するモノだと思います。その中でも素材に対する拘りが並ではない山内さんも認めるシルク。最高峰だけど、実に山内らしいシルク生地に感じました。
素晴らしいシャツとパンツ。是非ご覧ください。





山内 / ビンテージシルクギャバ ・パジャマシャツ
color : khaki
size : 2 , 3
material : silk 100%
price : ¥85,800(tax in)



タテ糸に絹生糸無撚り糸、ヨコ糸に絹紡糸を使用したギャバジン織の生地です。2/2の両面綾ですので生糸特有の滑らかな生地の動きと肌着にもよく使われる絹紡糸の肌触りをバランスよく味わえます。
特にタテの生糸は無撚り糸。通常、生糸は何本かの糸を撚って糸の強度を高めます。どう撚っていくか、という話もありますが、基本的には撚るほど扱いやすさや織りやすさが向上します。その分シルクならではの風合いは損なわれます。
無撚り糸は何本かの糸を引き揃えただけの状態なのでシルクの風合いが最大限楽しめます。(その分、糸を作る・染める・織る、全てにおいて大変らしいですが)

この糸たちを高密度に織り上げたギャバジン。そこにあえて表面にスエード加工を施し、バイオ加工により生地の張りを無くしたとのことです。
スエード加工することで微起毛した表面は、美しい光沢をあえて抑えて、ヴィンテージのようなやや白けた表情になっています。
控えめな表情は男服としては非常に着用しやすい見た目であり、とはいえ生地が動くことで分かる抑えきれない光沢や肌に触れる絶対的な肌触りによる高揚感を抑えきれません。ラグジュアリーさとメンズ服としてのビジュアルが非常に素晴らしい生地です。
また、『張りを無くした』とは記載ありますが、一般的なシルク生地と比べても密度がしっかりとあり布帛としての強度はかなりあるモノです。頼りなさを感じることは一切なく、山内の特徴でもある縫製の綺麗さも楽しむことができる非常に仕立て映えの良い生地です。
気を使いがちなシルクですが、手洗い可能なのも嬉しいポイントです。 

デザインは定番で展開しているパジャマシャツ。当店としては初めての仕入れです。この生地は半袖のアイテムやレギュラーカラーシャツ、ジャケット風のアイテムと多数の型で展開されていたブランドとしても推し生地で、悩みに悩みましたがコレをチョイス。この素晴らしい生地を出来るだけ長く使いたいという想いで最もミニマムであり、最も色々なアイテムとも合わせやすいデザインを選びました。この素晴らしい生地を春夏だけにするのは勿体無い。また、ミニマムなデザインとあえて光沢を抑えた生地との相性がピッタリで自信を持って良い選択をしたと言えます。

スッキリとしたノーカラーのシャツです。
前から見るとスッキリとしたセットインスリーブのようですが、後ろは肩を落としたようにリラックスした見た目と着心地を提供してくれる山内オリジナルのZスリーブを採用したボディです。

今時期はカットソーなどの上からボタンを止めてインナーとして。ノーカラーの首元はVネックのカットソーのようなので、インナー使いに非常にしやすいデザインなのが気に入りました。特に難しいことを考える必要はなく、春と秋はカットソー感覚でこのシルクをお楽しみください。
夏場はボタンを開けてカーディガンの様に。ショーツともよく合うと思います。タンクトップをインナーにするとダイレクトに極上の肌触りを楽しむことができます。カフスのない筒状の袖は、汗をかく夏場でもストレスなく着用でき、袖を捲るのも容易です。シンプルな見た目ながら普通よりやや大きめのボタンを使用しているのもよりカーディガンライクで◎。ノーカラーですのでシンプルに首元に接地する生地が少ないくノンストレス。夏場にエリ付きで着れるモノは極々限られます。シャツはほとんどがオープンカラー。そんな中でノーカラーは個人的に新しい選択肢で新鮮でした。


山内の中では緩い雰囲気のアイテムですが、それでも凛としているのは全体のパターンと縫製の綺麗さ。Zスリーブなんかその最たる例ですし、襟が寝ないようつけられた後ろ襟なんかもそうでしょう。暑すぎる夏場は気が緩み切ってしまう堕落人間ですが、それでも見た目だけでも凛としたいものです。


168cm SIZE2着用
アケヨスのジャケットと
この抑えきれない光沢感と渋いカーキの色味
m's braqueのスラックス、YLEVEのリネンT
ゴーシュのイージートラウザースと
前がラウンド、後ろがスクエアの裾型も良いですね。
暑ければまくって
いまショーツがないので残っていればまたスタイリング上げます!よろしくお願いします!











山内 / ビンテージシルクリネン・ワンカットイージーパンツ
color : sumi kuro
size : 2 , 3
material : linen 54% silk 46%
price : ¥121,000(tax in)




分かりやすく、凄まじいテキスタイルです。
シルクギャバ同様、タテは生糸無撚り糸ですがヨコはリネンに変えたダブルクロスです。ダブルクロスで肉感もあり、さらにヨコが芯のあるリネンになっていることでシルエットはキチンと出ますが、オチ感のあるシルクのヌメヌメした動きがたまりません。
また、ダブルクロスですので糸の密度もかなりあります。
その分使われている糸の量も倍増で、ギャバ同様にスエード加工とバイオ加工を施しても抑えきれない光沢は迫力があります。この光沢でイヤらしくならないのはリネンの節感。カジュアルな印象を混ぜ合わせることで上品でありながら男らしくもある非常に素晴らしいビジュアルです。


形は一枚布で作成したイージーパンツ。
一枚布のいわゆる巻きパンツのような作りのモノは度々当店でも仕入れますが、こちらは後ろに接ぎを持ってきた独特なモノ。しっかりと股上もありゆとりある腰回りですが、膝下でダーツをとりテーパードをかけています。一般的ではない縫い目もこのダーツが取りやすいためでしょうか。私はシンプルに十字に重なるデザインとしてとても好きです。
この形は定番のアイテムですが、非常に今回の生地とマッチしています。一枚の生地自体が筒状になってパンツのカタチを成しているからこそ生地本来の動きが存分に出ます。リネンのコシとトロミのある無撚り糸生糸が合わさることで生まれる独特なドゥルドゥルと揺めきのある生地の動き。出来るだけ遠方のお客様にも分かりやすいような画像をと考えておりますが、この生地感はなかなか生でないと伝わらないかもしれません。

カジュアルなリネンと品のあるシルクだからカジュアル・ドレスアイテムどちらにも対応できる懐のあるパンツです。静かながら目を惹く迫力あるパンツ、是非手に取って驚いていただきたい1着です。


身長168cm SIZE3着用
m's braqueのアロハシャツと。
YLEVEのポロと。
アケヨスのシャツと。



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