見出し画像

雄山で万歳三唱。立山三山。天候に恵まれた3連休、2泊3日のテント泊①前編

2025.7.19-21
とにかく、分かりにくすぎた。
立山。いつかは行ってみたいと思っていたけれど、立山、室堂までの道のりは、なんだか様々な乗り物を乗り継ぎ、また、その運営会社も違い、どの様に連携されていて、どの様に繋がっているのか、一筋縄にいかない感じである。そして、交通費がとても高くつきそう。

何となく、そんな感じだったので、なかなか行ってみたくても、都内からは少し遠いこともあって、なかなか取りつき難いイメージがあった。

2度流れた計画。
立山行きは去年、隊長が2泊3日計画をしていて、その時は天候が芳しくなく、その計画は流れてしまった。そして今年に入って、もう一度チャレンジ!と、早めから色々調べてくれて、言われるがまま予約をしたり、山小屋の予約も根気強く電話をして2箇所、2日分の予約に成功して、全ての準備は整っていて楽しみにしていた。

ところが、先日の編笠山プチ・テント企画の体調不良からの回復が良くなくて、、寝込んでいた。。みたいな状況が続いていた様で、今週末に控えた立山の山歩きはちょっと無理そうだ。。となり、この計画はまたしてもお流れに。
とりあえず、山小屋とアルペンルートの予約もバラす事にした。

3連休。どうしよう。
すでに3連休まで1週間を切っていた。考える時間も計画を組み立てるのにも、それなりに時間がかかる。色々考えたけど、やっぱり乗り掛かった立山。新幹線の予約はまだ残したままだったので、それを足掛かりにルートと計画を変えて、やはり立山へ行くことに決める。

立山への行き方はすっかり隊長にお任せしてしまっていたので、さっぱりその要領を得ていない。まずは急遽、調査することから始める。

さて、室堂へ行くにはどうすれば良いのか、各社のウェブサイトをみても、分かるようで分かりにくい。

北陸新幹線で長野駅はまぁ良いとして、、問題はその先、である。

室堂まではどうやって行くの?
長野駅から扇沢まではアルピコ特急バス(105分)、そして扇沢から黒部ダムは関電トンネル電気バス(16分)。
歩いて(15分)移動して、黒部湖から黒部平は黒部ケーブルカー(5分)、黒部平から大観峰はロープウェイ(7分)。
さらに、大観峰から立山トンネル電気バス(10分)で、いよいよ室堂へ達する。

この手順は特急バス+その他(立山黒部アルペンルート)として、一括して予約と切符が購入できる。

行き方は様々あって。
富山側から入る方が、幾分この手順は減るのだけど、都内から行く場合、北陸新幹線で長野駅からインするか、富山駅からインするかで悩む。
新幹線のかがやきなら、長野駅は1時間20分、富山駅までは2時間5分。さすが日本海にほど近い北アルプス北部は遠い。

いずれにしても気が遠くなって白目を剥いてしまいそうなアクセスルート。理解するのにとても時間がかかり、そして果たして乗り換えはスムーズに行えるのか、という不安が期待と共に入り混じる。1人では心細いのである。

それを思うと、同じ北アルプスの南部に位置する上高地は夜行バスを使えば寝てる間に登山口へ連れて行ってくれる。早朝から歩き始める事が出来ると思うと、バスで寝れる寝れないなど好き嫌いはあるとは思うけど、とても気楽である。
それに比べて電車+バスで行った時はちょっと面倒だったこともあった。

そしてルートは。
立山三山の縦走。雄山(おやま3,003m)、大汝山(おおなんじやま3,015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて2,999m)の三つの峰からなる。とあり、雷鳥沢野営場をベースキャンプとして、歩くことが出来そうだったので、立山入門としてこれに決める。


まずは、ここを目指して。

DAY 1
関東甲信もようやく梅雨明けが発表、この3連休もお天気が良さそうな予報。早朝からすでに暑くて、駅へ向かう道中ですでに汗ばむ。

新幹線を乗る前の地下鉄で、座席が空いたので座ると隣のお母様に、今日はどちらの山へ出掛けられるのですか?
と、声を掛けられる。どうやらそのお母様も、今日では無いが普段から山へ登られているそうだった。

下車駅までの少しの間だったけど、お山談議に朝から花が咲く。こんな所でそんなお話しが出来るなんてと、ちょっとおかしかった。

新幹線は大宮駅を出るともう長野までノンストップ。敦賀行だとこんなにすっ飛ばしていくんだと、びっくりする。

ここから、心細くなる。
長野駅に着いて、扇沢行バスの乗り場に駆け出す。釣られて小走りをしたけど、増便が設定されて、補助席も全て使い切ってバスは出発する。これから室堂まで幾度となくこの競争があるかと思うと、ちょっと先が思いやられる。

長野駅から扇沢は105分と、この旅程の中では1番長い。ウトウトして目が覚めてもまだ着いていない。
扇沢に着いて、快晴の青空に山々がくっきりと顔を出している。Webチケットを発券する。
扇沢駅での改札待ちでは、待ち客に対して職員さんの漫談が楽しめた。名物の様である。

いよいよ、黒部アルペンルートの始まり。

黒部の歴史を追う様に。
扇沢から黒部ダム駅までは関電トンネルの電気バスで、車内ではその歴史を紹介する映像が流れていて、今まで見聞きしたことのあった黒部の歴史が今目の前にあると思うと、ちょっと感慨深く、興味は尽きない。
赤沢岳の山頂を過ぎたところで、長野県から富山県へトンネル内で入る。富山県か、、そりゃ遠いわ。。

まずは一つ目の乗り換え駅「黒部ダム」。

黒部ダム駅から次のケーブルカーの黒部湖駅までは、黒部ダムを渡る。電気バスを下車しトンネルを抜けると、青空の下、一気に目の前に広がる後ろ立山連峰と立山連峰。その間に鎮座するダムの圧倒的な景色が広がっていた。
トンネルの中は寒すぎるくらいだったのに、あまりの晴れっぷりの陽射しが突き刺す様に熱痛い。

とても冷える。そんな長いトンネルを抜けると。。
超青空。
迫力のクロヨンダム。
あまりの水飛沫で、虹は二重に。見えた。

展望台などのスポットはスルー、いそいそと先を目指すのだが、黒部ダムの巨大さや、観光放水が作り出す虹の景色に見惚れてしまい、何度も足を止めて、ケーブルカーを一本逃してしまう。

トンネルの中のケーブルカーが終わると、次はロープウェイ。黒部平駅から見上げると、大観峰まで途中に支柱の無い、ぷらーんと吊り下がった2つのロープウェイが行き来していた。登山客と観光客が入り混じりロープウェイは満員状態で出発した。標高差は約500m。よくこんなの作ったなぁと感心しきりである。

トンネル内はとにかく冷える。外との温度差は激しい。
今度はケーブルカー。景色は、ない。

さて、このロープウェイで大観峰へ着いて、また解き放たれる様に最後の乗り継ぎ立山トンネルの電気バスでいよいよ最後の終着駅、室堂ターミナルへ到着するのである。

次はロープウェイ。相変わらず良いお天気。
登る登る。この後も電気バスを乗り継ぎ・・・


ついに着いた、室堂。
11時半。標高2431m、室堂に着いた。5時半前に家を出てから乗り換え待ちなども含めて約6時間。なかなか遠いけど、来てみたかった室堂に着いた。本当に遠かった。

よく見るやつ!ここだ!着いた!


今日の宿泊地、雷鳥沢野営場は1時間ほどの予定。
室堂ターミナル駅周辺は観光地化されていて、室堂平は石畳が敷かれ、みくりが池や血の池など名所を巡りやすく道がつけられている。
地獄谷では硫黄臭が立ち込める。ちょっと苦手かも、と硫黄臭を嗅いでいたら思った。

みくりが池。
地獄谷。エンマ台。硫黄がとても、臭う。ちょっと苦手だ。
立山連峰の麓、テントたちが見えてきた。


あまりにもお天気が良すぎ。
風は吹くと冷たくて気持ちが良い。それでも陽射しの中にいると汗が滲んでくる。
雷鳥荘を越えると眼下に雷鳥沢野営場が広がり、沢山のテントたちがひしめく様に、寄り添って建っているのが見えた。
わくわくする瞬間。今日はあそこが寝床。こんな時間に着いていてアレだけど、良い場所は空いているかな、と、思いを巡らせる。

最後の険しい階段の下り、ここは最後の帰りで苦労させられそう。ちょっとぱっと見、廃墟の様な姿の雷鳥沢ヒュッテを過ぎる。この雷鳥沢ヒュッテはこの滞在中に何度もお世話になる事になる。そして12時、雷鳥沢野営場に到着。

もうあんなに沢山。場所は、、場所は残っているのか、心配になる。
よくお世話になった、雷鳥沢ヒュッテ。


今回の寝床、雷鳥沢野営場。

先にテントを設営して、その後受付してください。とあり、その通りに空き地を探して、十字道路の少し入ったところに、テントを張る。今回の寝床はこことする。
立山連峰に囲まれた雷鳥沢野営場は素晴らしい眺めで、流石、人気があるのも頷ける。

受付棟へ行くと、受付のお昼の部は13時からという事で、受付表に記入をして少し待った。1泊1000円、2泊分の料金をお支払いし無事に手続きを完了した。北アルプスの1泊の料金としてはとても良心的な料金だった。

無事に張り終えて、、
もちろん、ずっと立山連峰が見える方向。


今日はこれにて。

ビール。ビールが飲みたい。お腹も減った。雷鳥沢野営場には売店はないので、先程通り掛かった雷鳥沢ヒュッテまで登り返すが、標高が高いとはいえ炎天下を歩くのは辛い。

食事の提供は14時とギリギリ間に合った。何を食べようか少し悩んで、豚生姜焼き丼にする。テラスの席から立山連峰の山々を眺めながらビールを飲む。
ついに来た、ようやく来れた、立山の景色をしみじみと感慨深く眺めながら、生姜焼き丼を頬張った。

まどろむ。沁みる。

ビールを買って、テントへ戻って、ようやく一息、ゆっくりまどろむ。
あ、暑い。小さなテントは熱が籠って風が抜け辛い。それでも朝からの移動と乗り換えのプレッシャーなどで疲れていたのか、テントのドアを開けながらウトウトと少し昼寝をした。
日の入りを逃してはいけないので、アラームをかけて、ようやく涼やかな風になった時間に起きた。日の入りは19時過ぎだった。


テントから眺める眺め。

また、夜ご飯用のビールを買いに雷鳥沢ヒュッテへお邪魔する。ご飯を作りながら日の入りを待つ。ガスが行き交う山肌を眺めながら、ぼーっとする。管理の人がベンチに立ってテントの数を数えていた。今日は500張りくらいいきそうかなぁ、と言う声が聞こえてきた。
日が暮れると急に冷えてきた。

始まった! 今日が暮れていく。
それぞれのテントに明かりが灯り始める。
管理棟のトイレはいつも大渋滞だった。
ポツンと雷鳥沢ヒュッテ。
明日はあそこを歩く。期待と不安が入り混じる。

目の前に聳える立山の稜線上にポツンと剱御前小舎が見えた。明日はまずはあそこまで登るのか。。と少し憂鬱になった。高くて遠く感じた。

そして右回りに別山、真砂岳、富士ノ折立、大汝山、そして雄山が見える。右回りで行くか、左回りで行くか論争があるそうで、雷鳥沢野営場から直ぐ目の前から始まる右回りで計画していたが、どうなのだろうか。

あまり焼けなかったけど、夕暮れをひとしきり眺めて、明日の立山三山を歩く準備を整えて、少し着込んで20時には寝た。今日は本当に長い1日だった。

星に埋め尽くされる、空。

2日目に続く。

動画はこちら↓


いいなと思ったら応援しよう!