ぐふふ共和国から見た世界
子育てと介護を終えたとき、私は空っぽになった。
誰かのために走り続けた日々が、急に終わったのだ。
やっと自由になれたはずなのに、何をすればいいのかわからなかった。
自分の名前を呼ばれることが少なくなり、
「私」として扱われる場がどこにもない。
気がつくと、私の中には「誰かの役に立たなければ存在してはいけない」という声がしみついていた。
そんなとき、偶然出会ったのが「星の地図」だった。
紫微斗数という東洋の占星術。
命盤を見れば、その人が生まれ持った才能や宿命が見えてくるという。
最初は半信半疑だった。
でも、不思議とその星々の配置には、自分の奥深くが見透かされているような感覚があった。
占いに救われたというより、私は「自分自身と再会した」のだと思う。
その再会のあと、私はnoteの片隅に、ひとつの小さな世界を作った。
それが「ぐふふ共和国」だ。
現実の地図にはない。けれど、誰の心にもある場所。
ここでは、やさしさが力になる。
比べない。競わない。
ぐふふっと笑える時間を、誰かと分かち合えることが価値になる。
noteに「ぐふふ共和国」の旗を立ててから、ぽつぽつと人が訪れるようになった。
最初は通りすがりの誰か。
でもやがて「また来ました」と言ってくれる人が現れた。
「ここに来ると、ほっとします」「やさしい言葉に救われました」
そんな声が、少しずつ私のもとに届くようになった。
なかでも、なぎちゃんという一人の訪問者との出会いは印象深い。
彼女が私の言葉に涙をこぼしてくれたとき、私は確信した。
この国は、誰かの未来を変える力を持っていると。
そのなぎちゃんを通して、私は「宇宙兄弟プロジェクト」という夢のような活動を知ることになる。
発案者はミイコさん。やさしさと希望を広げるそのビジョンに、私は自然と心を重ねていった。
この共和国の憲法はたったひとつ。
「苦しい方より楽しい方へ。
つまらないより面白い方へ。」
私たちがそんなふうに心の向きを変えたとき、
きっと社会全体の風向きも、少しずつ変わっていくと思う。
居場所がないと感じる人がいたら、私はこう伝えたい。
あなたが笑える場所は、必ずある。
それがどこにも見つからないなら、作ってしまえばいい。
未来は「生き直したい」と願った瞬間から変わり始めるのだから。
スキ。ぐふ。
未来は案外、そんなやさしい言葉から始まるのかもしれない。
それは、誰かと誰かを、そっとつなぐ魔法のことば。
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