「言葉はギフトにも刃物にもなる」名探偵コナンが教える言葉の大切さ
「言葉を話すこと」「言葉をかくこと」、どちらも何気なく使っているけれど、本当はとても繊細なものだ。キャリアスクールでライティングを学ぶようになってから、私はますます言葉の大切さを意識するようになった。
そんなとき、Xで「言葉の日」というものが目に留まった。この日をきっかけに、私が文章を書くうえでいつも心に留めている、名探偵コナンのある言葉について、改めて考えてみることにした。
その言葉が登場するのは、劇場版名探偵コナン「沈黙の15分」である。
コナンたちは、ある事件の真相を突き止めるため、新潟にある雪深い村に訪れる。
コナンとともに村に訪れた少年探偵団は、スノーモービルで遊んでいるときに元太がスピードを出し過ぎて横転してしまう。それが原因で、元太と光彦は言い争いになり、次第に激しくなっていく。そんな2人に向かって、コナンはこう言った。
「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せないんだぞ。言葉は “刃物” なんだ。使い方を 間違えると、やっかいな 凶器になる。言葉のすれ違いで 一生の友達を失うこともあるんだ。1度すれ違ったら、2度と会えないかもしれない」
この言葉を初めて聞いたとき、「言葉はギフトにも刃物にもなるんだ」と強く感じた。
ギフトのような言葉は、誰かの心に温かく包み込み、希望を与える。
例えば、友人を励ます言葉、感謝を伝える言葉、誰かの頑張りを認めあう言葉。それらの言葉は、受け取る人の心の優しく包み込み、時には人生の支えにすらなる。
私も人生でつらかったときに、家族や友人たちがかけてくれた言葉で救われた経験がある。
しかし、刃物のような言葉はちがう。何気に言い放った言葉が人を深く傷つけてしまう。誤解やすれ違い、意図しなかった痛みなど、言葉の使い方1つで、人との関係が大きく変わってしまうことを私も経験してきた。
だからこそ、私はこのコナンの言葉を心に刻んでいる。
書くときも、話すときも、「この言葉はギフトになるか、それとも刃物になるのか」を意識するようになった。
言葉は、それを使う人の思いを映す鏡なのかもしれない。
