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50歳の冬休み③そして東京大仏に辿り着く

どうしても冬休み中に行きたかったのが、板橋区立美術館。

すみのさんの記事で紹介されていた「戦争と子どもたち」を見ておきたかったのだ。

戦時中の子どもたちや、子を持つ画家、教員兼画家の描いた絵などを見て、時代を超えても共通する観念や、時代・空気が人生を変える残酷さを改めて突きつけられた。
 
展示は1月12日までなので、お近くの方や興味のある方には是非おすすめしたい。


さて、行き方を調べる時、子どもが美術館の近くに大仏があることに気づいていたらしく、立ち寄ることに。

昔、通りがかりに「東京大仏」の標識を見ていたような気もするが、これまで特に「行きたいセンサー」にひっかからなかった。

私の勝手な先入観で、青森にある「キリストの墓」みたいな、不思議系ミステリースポットかと思っていた。

実際に到着してみると、大混雑ではないものの、初詣らしき参拝客が列をなしている。

門には立派な葵の御紋。右側には閻魔堂。階段で登る小高い丘形式。これは只者ではない、由緒感。

正門をくぐると右手に大仏。
美しい。
タイ人らしき観光客の方々が熱心に拝んでいる。

私は子に語る。
「とりあえず煙だ。煙を頭にかけると頭が良くなる」
そして意外にも素直に従う子。
ついでに夫にもかける私。

夫と子は自由気ままに歩いている。

私は大仏横の「天保」という文字に目が釘付けになる。

子が「面白い像がある」と教えてくれる。

確かに凄い迫力。

「何でも耐えるがまんの鬼」

津藩主の大名屋敷にあった像を移築したらしいが、複数ある像はどれも個性豊かでとても魅力的だった。


今年は、敢えていつも通り過ごさないお正月を目指した。

初詣もしないつもりだったが、いつの間にか由緒あるお寺に辿り着いていた。

その夜、子はたくさん家のことを手伝ってくれて「大仏の魔法が効いてるかも!」と嬉しそう。

その無邪気さを見て、小さくて穏やかな幸せを感じることができた。


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