二元論と陰陽五行
おばあちゃん子であった私は、よく水戸黄門や暴れん坊将軍、桃太郎さむらいなどの時代劇をおばあちゃんと一緒に観て育ちました。そのため、正義は勝つ!という考えは、根っこにあると思っています。
一方で大人になるにつれ、単純に善悪、ヒーローと悪モノにわけられるものでもないな、と感じるようになりました。その中でバランスを持って生きるべきだよな、と。
最近の世界情勢みても、善悪では判断できないことが多すぎるため、占いとは少し離れるかもしれませんが、そのあたりを考察しながら、西洋的な考え方、東洋的な考え方を整理していければと思います。
二元論と陰陽五行
西洋と東洋の「世界の見方」の違い
私たちは普段、無意識のうちに
「良い」「悪い」
「正しい」「間違い」
という基準で物事を判断してしまいがちです。
でも、世界にはそもそも 良い・悪いに分けて考えない思想もあります。
それが、二元論(西洋的な考え方) と陰陽五行(東洋的な考え方) の違いです。
今回はこの2つを、できるだけ分かりやすく整理してみたいと思います。
二元論とは何か
二元論はとてもシンプルな考え方です。
世界には
• 善と悪がある
• 正しいものと間違っているものがある
• 勝つべき側と負ける側がある
という考え方。
つまり、世界は「2つ」に分けて理解できるという発想です。
この考え方は、とても分かりやすいです。何が正しいのかはっきりするし、迷いが少ない、そのため法律や倫理、ルールを作るのにはとても向いています。
ただその反面、
• 白か黒か
• 正しいか間違いか
• 勝ちか負けか
という極端な見方 になりやすいです。
昔話や時代劇はこの要素が強いかもしれません。主人公は善、敵は悪、正義は必ず勝つ!という考えです。
正しい行いをすれば報われる、という意味では良い考えのように感じますが、逆の立場からみたら正義の押し付けともなり得ます。
陰陽五行の考え方
一方、東洋ではまったく違う世界観が生まれました。
それが陰陽の考え方です。
陰と陽は
• 良いと悪いではない
• 正しいと間違いでもない
ただの 状態の違いです。
例えば
• 夜は陰、朝は陽
• 静かな状態は陰、動いている状態は陽
• 落ち込んでいる時は陰、元気な時は陽
どちらも必要で、どちらかが絶対に正しいわけではない。つまり世界は「対立」ではなく「循環」でできている、という考え方です。
五行が入るとさらに面白くなります。
陰陽だけでも十分に深いけれど、そこに五行が加わると考え方はさらに変わります。
五行では
• 木
• 火
• 土
• 金
• 水
という「流れ」で世界を見ます。、
ここで大事なのは良いか悪いかではなく、バランスが取れているかどうかという視点です。
たとえば
• 頑張りすぎる → 火が強すぎる
• 考えすぎる → 水が強すぎる
• 動けない → 木が弱すぎる
「評価」ではなく「調整」で考えます。
これは二元論とはまったく違う発想です。
西洋と東洋の一番大きな違い
この2つの違いを一言でまとめるなら
西洋は「正しさの思想」
東洋は「バランスの思想」
と言えます。
西洋的な考え方では、正しい側が勝つべきである
東洋的な考え方では、行き過ぎたものは自然に崩れる
という発想になります。
どちらが良い悪いではなく、世界の見方そのものが違うといえそうです。
紛争を見ると、この違いがよく分かります。
例えば世界の紛争を考えるとき、
西洋的な考え方では
• どちらが正しいのか
• どちらが悪いのか
という視点で説明されることが多いです。
一方、東洋的な考え方では
• どこでバランスが崩れたのか
• 力がどちらかに偏りすぎたのではないか
という見方になります。
つまり
正義の問題として見るか
バランスの問題として見るか
という違いがあります。
ここを知るだけでも、ニュースの見え方はかなり変わると思います。
この考え方は、日常にも当てはまります。
二元論で生きていると
• 失敗=悪いこと
• 弱い=ダメなこと
• 運が悪い=自分が悪い
と考えやすくなります。
でも陰陽の考え方で見ると
• 失敗は流れの一部
• 弱い時期も必要
• 運が悪い時は「陰の時期」
という見方になります。
そう考えると、少しだけ生きるのが楽になるような気がします。
以上より、世界には
• 正しさ(善悪)で動く思想
• バランスで動く思想
の2つがあります。
どちらかが正しいわけではなく、どちらも必要なのだと思います。
でも、個人的には(東洋人なので)、もし生き方に迷ったときは、良いか悪いかではなく、バランスが崩れていないか、そう考えてみると、少しだけ物事が見えやすくような気がします。
今回は、西洋的な考えと東洋的な考えを比較整理しながら、二元論と陰陽五行についてまとめてみました。
ではまた〜
