デジタル時代にあえて手書き。私が富士登山で作った『遠足のしおり』が教えてくれたこと
私は去年の8月に
日本最高峰と言われる富士山に登った
まさか自分が人生で富士山登頂に
チャレンジすることになるなんて
まったく思ってもみなかった
そもそも私が登山を始めたのは
富士山に登る前年の9月のこと
ある日、何気なく眺めていたサイトで
「低山ハイク仲間募集」という文字を見つけ
思い切ってその輪に入れてもらったのが
きっかけだった
それから
いわゆる低山と呼ばれる山を3つほど登り
年が明けて迎えた新年会
誰からともなく
「富士山、登ってみる?」
そんな一言が飛び出した
その場のノリ、勢い
気づけば登ることが決まっていた
最終的に
登山初心者の男女4人で
富士山に挑戦することに
しかし決まった途端に
疑問と不安が一気に押し寄せてくる
どのルートにする?
山小屋は予約しなきゃいけない?
富士山までどうやって行く?
服装は? 持ち物は?
疑問は次から次へと浮かび
それと同時に
「本当に大丈夫かな」
そんな不安の声も少しずつ増えていった
このままだと
誰かが「やっぱりやめようかな」と
言い出してしまうかもしれない
私はそんな空気を感じていた
そこで私が思いついたのは
小学校の遠足の時にあった
「しおり」を作ろう!
だった
これだけデジタルの時代に
あえてワクワク感を出すために
紙の、しかも手書きの
「しおり」を作ったのだ!

そこには
・一泊二日のタイムスケジュール
・富士登山までの練習計画
・登山ルートの地図
・富士山の豆知識 など
見ているだけでワクワクする内容を
ぎゅっと詰め込んだ
なかでも特に喜んでくれたのが
「持ち物チェックリスト」
持ち物の前にチェックを入れられるよう
あえて▢をつけて
ちょっとした遊び心も忍ばせた

それとは別に「富士登山」という
グループLINEを作った
ノート機能を使って
・当日までのやることリスト編
・富士山頂お楽しみ編
・下山後、温泉どこにする?編
・五合目観光編 など
皆がもっとワクワクする内容を
共有していった
そしてもう一つ大切にしたことがある
それは
自信をつけるために
段階的に山に登ること
毎月標高や距離のレベルを
少しづつ上げて登山練習に励んだ
・筑波山(茨城)
・大山(神奈川)
・茶臼岳(栃木)
・日光白根山 など
徐々に筋肉、体力をつけていくにつれ
皆の表情から不安が薄れていくのを
はっきりと感じていた
旅行に行く前
「どこに行こう?」
「何を見よう?」
「何を食べよう?」と
決めるまでの時間が
一番楽しかったりする
修学旅行の前日
楽しみで興奮してしまって
なかなか寝られなかった
そんなワクワク体験をしたことがある方も
きっと多いのではないでしょうか?
今回の富士登山で
最終的にいっちばんワクワクして
いっちばん楽しんでいたのは
実は「私」だった
仲間の不安を
少しでもワクワクに変えようと
必死に動いていた時間こそが
何よりも私自身をワクワクさせていた
富士山に登った日の達成感という
ワクワクももちろん大きかったけど
行くまでの時間こそが
私にとっては
かけがえのない体験となった

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