溝口勇児と青汁王子の喧嘩を見て、Uber Eatsの配達員が思ったこと
配達員をやっていると、不思議な現象によく遭遇する。
「○○派です。」 「いや俺は△△派。」
本人同士が殴り合っているわけでもないのに、周りだけが勝手に血だらけになっていく。
最近だと溝口勇児さんと青汁王子の騒動がまさにそうだ。
Xを開けば考察。 YouTubeを開けば暴露。 コメント欄を開けば「証拠出せ」「いやお前が出せ」。
でも配達員からすると、この光景に既視感しかない。
原因は「配達が遅い」。
客「店が悪い。」 店「Uberが悪い。」 Uber「配達員に聞いてください。」 配達員「いや、まだ料理できてないんだけど…。」
誰も自分が悪いとは言わない。
気づけば注文番号だけが冷めていく。
SNSも同じだ。
最初は当事者同士の話だったはずなのに、いつの間にか外野が増え、考察系YouTuberが増え、切り抜き師が増え、インプレッションだけが配達完了していく。
これ、Uberでいうところの「住所不明なのに全員がナビのせいにしている状態」である。
しかもSNSには料理がない。
あるのは感情だけ。
だから配達完了もしない。
一件終わると見せかけて、新しい暴露、新しい録音、新しいスクショが追加注文される。
まるでダブル案件だ。
配達員は知っている。
本当に急いでいる人ほど、無駄なやり取りをしない。
チャットは一言。
「玄関前お願いします。」
それだけで終わる。
逆に長文が来た案件ほど、だいたい面倒くさい。
SNSの喧嘩も似ている。
文章が長くなるほど、第三者は内容より熱量を楽しみ始める。
そして気づけば誰も最初の論点なんて覚えていない。
でも一つだけ羨ましいことがある。
彼らのレスバは何百万回も再生される。
俺が店で「あと5分ですか?」って聞いても、再生回数はゼロだ。
むしろ店員さんに「少々お待ちください」と言われて終わる。
結局、SNSもフードデリバリーも同じ。
一番儲かるのは、注文した人でも運んだ人でもない。
その様子を眺めてコンテンツにできる人だったりする。
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