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東京大仏。今日も、板橋の結界を守っています。

「板橋には何もない。」
板橋区民なら、一度は耳にしたことがある言葉です。
大都会板橋駅は、池袋駅の隣、新宿はその隣、その隣は渋谷。

池袋ほど都会じゃない。
新宿ほど華やかでもない。
渋谷のような流行もない。
銀座のような高級感もない。
しかし、その認識は間違っています。

何もないのではありません。
「何か」が封じられているのです。


東京北部を守る結界

その中心に鎮座するのが、乗蓮寺の東京大仏

奈良でもない。
鎌倉でもない。
板橋です。

なぜ板橋に、こんな立派な大仏があるのでしょう。
もちろん歴史的にはちゃんとした理由があります。
しかしネット住民としては、こう考えたい。

東京大仏は、東京北部を守るために建立された。

民明書房「板橋大結界」

その巨大な仏像は、今日も静かに結界を維持しているのです。


結界が弱まると起こること

もし結界が弱まれば、板橋の封印が解かれます。

まず現れるのは、巨大団地。
昭和から時間が止まったような商店街。
迷路のような住宅街。
そして、どこからともなく漂ってくるラーメン二郎系の香り。
さらに荒川を越え、北から謎のエネルギーが流れ込んできます。

その名は……埼玉。

もちろん埼玉県民に罪はありません。
でも、「埼玉方面から来ました」と聞くと、なんとなく空気が変わる。
板橋区民なら、きっと分かってくれるはずです。


魔都板橋の住人

ところが不思議なことがあります。
一度板橋に住むと、なかなか引っ越さない。

「何もないよ。」と言いながら、駅前にはスーパーがある。

商店街がある。
病院がある。
公園がある。
家賃は都心より少し安い。
池袋まで数分。
新宿も近い。
気付けば「板橋、便利だな。」となる。

そう。
これも結界の効果なのです。


東京大仏の仕事

東京大仏は今日も黙って座っています。

文句も言わない。
SNSもやらない。
炎上もしない。

ただ静かに「今日も結界は異常なし。」と東京を見守っています。
その姿には、どこか頼もしさがあります。


板橋には
観光名所がない?

そんなことはありません。

東京大仏。
ハッピーロード大山。
中山道板橋宿。
石神井川の桜。
赤塚植物園。
風車のある浮間公園。

派手ではないけれど、「東京の日常」を一番楽しめる場所が詰まっています。
言い換えれば、観光地ではなく、生活そのものが観光資源。
それが板橋です。


実は東京を支えている街

東京は、新宿や渋谷だけではできていません。

そこで働く人を支える住宅地。
昔ながらの商店街。
病院。
学校。
工場。
物流。

そんな「都市を動かす裏方」が集まっているのが板橋です。
目立たない。
でも、なくなると困る。
まるで東京大仏のように、静かに東京を支えている街です。


エピローグ

だから私は思うのです。
東京大仏は今日も、静かに結界を維持している。
板橋を守るために。
そして、その結界は、きっと東京全体を守っている。

もし、ある朝ニュースで「東京大仏が突然立ち上がりました。」

そんな速報が流れたら──
その日は会社を休んでください。
もう東京は終わっています。


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