なぜ、AI時代に「自分メディア」が重要になるのか?

甲田和美です。
AIとマーケティングを掛け合わせた、無理のない集客の仕組みを日々検証しています。 このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、実際どう使えばいいのかは曖昧なままの「WEBマーケティングの考え方」にフォーカス。現場での実践と、自分自身で試した結果をもとに、できるだけ等身大の言葉でまとめています。
バズらなくても伸びたnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから30日でフォロワー1,000人に変わった理由 ➡ 続きはメルマガで。
先日、WEBマーケターが集うビジネス交流会で、メンバーの一人がこんな話をしてくれました。
「最近、AIで書かれた文章と、その人にしか書けない文章の差を、前よりはっきり感じるようになった気がします」
その場では相槌を打っただけでしたが、帰り道にふと、少し前の自分の作業を思い出しました。あるクライアントさんのLP用に、AIに下書きを作ってもらい、それを自分で手直ししていたときのことです。文章の骨格そのものはAIの方が整っていて、読みやすさだけならAI案の方が上かもしれない。でも読み返すと、どこか物足りなさが残ります。
AIに任せた文章は「正しさ」を積み上げたものです。一方で自分の言葉で書いた文章は、正しさよりも「そのときどう感じたか」を積み上げたものなのかもしれません。どちらが優れているという話ではなく、AIには最初から乗せられない種類の情報がある、というだけのことなんですよね。
情報がコモディティ化する時代に、
何が価値を持つのか
AIを使えば、それらしい正解に近い文章は誰でもすぐに作れるようになりました。これは便利である一方、一般的なノウハウ記事やまとめ記事は急速にコモディティ化、つまり均質化して価値が下がっていく方向に進んでいます。
代わりに価値が上がっているのが、AIには生み出せない一次情報だと感じています。現場で実際に体験したこと、うまくいかなかった試行錯誤、その時々の率直な感情。こうしたものは検索してもAIに聞いても出てきません。
これはマーケティング心理学でいう「ハロー効果」にも近い現象かもしれません。同じ内容の情報でも、信頼している相手から伝えられると受け取り方が変わります。検索すればすぐに答えが見つかる時代だからこそ、読み手は「何を言っているか」よりも「誰が言っているか」で情報を選ぶようになってきたのではないでしょうか。
自分メディアは、その「誰が」の部分をじっくり伝えられる、数少ない場所だと思っています。
***
プラットフォームに
預けたままにしない、という選択
X(旧Twitter)やYouTubeは集客力が強い反面、表示されるかどうかはプラットフォーム側のアルゴリズム次第です。ある日突然表示回数が落ちたり、最悪アカウントが使えなくなったりするリスクは常について回ります。
以前、知人が長年運用していたSNSアカウントが規約変更で急に伸びなくなり、そこから集客の見直しを迫られたという話を聞いたことがあります。他人の土俵の上でどれだけ努力を重ねても、ルールが変わればゼロからやり直しになってしまう。そう考えると、独自ドメインのブログやメルマガのように、自分で管理できる場所を持っておくことは、地味に見えて実はかなり大事な備えなんですよね。
読者と直接つながれるリストを自分の手元に持っておく。これは、AIがどれだけ進化しても揺らがない部分だと思います。
***
書き続けることで、
強固な資産になっていく
SNSは情報が次々に流れて消費されていくフロー型のメディアですが、自分メディアは書いたものが積み重なっていくストック型のメディアです。
過去の記事や実績、繰り返し語ってきた考え方が一箇所にまとまっていると、それ自体がひとつの証明になります。初めて読んでくれた人が過去記事をさかのぼって、「この人はずっと同じことを大事にしてきたんだな」と感じてくれることもあるようです。
さらに言うと、将来的に自分の過去の文章をAIに学習させて、自分の分身のようなアシスタントを作る、という使い方も現実的になってきました。そのとき土台になるのは、これまで自分メディアに蓄積してきたオリジナルの文章です。今書いている一本一本が、将来の資産づくりにもつながっていると思うと、書くことへの向き合い方が少し変わってきました。
正直なところ、毎日書き続けるのは楽な作業ではありません。それでも、続けた分だけ確実に積み上がっていく実感があります。派手な成果がすぐに出るわけではなくても、半年後、一年後にまとまった量の文章が残っていること自体が、ひとつの安心材料になっている気がします。
***
AIと同じ土俵で情報の速さや網羅性を競っても、正直あまり勝ち目はありません。AIは情報収集や下書き作りの心強い相棒として使いながら、自分自身の体験や失敗談、読者との温度のあるやり取りを積み重ねていく場所として、自分メディアを育てていくのがちょうどいいバランスなのかもしれません。
***
最後までお読みいただきありがとうございました。このnoteが、伝えたい想いを届けるヒントになりますように。もしよろしければ、ぜひ「スキ・コメント・フォロー」してもらえると嬉しいです!こちらからもつながりにいきますね。
▼noteで記事になる前の思考の途中、実験ログ、仮説、失敗などの舞台裏なお話しはメルマガでおとどけします。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも読んでくださってありがとうございます。応援してもらえると、またひとつ記事を書くエネルギーになります。チップも、フォローも、どちらもとっても嬉しいです。