利害関係のない第三者が「本当に美味しかった」と言っている方が、信用してしまうのは何故か

甲田和美です。
AIとマーケティングを掛け合わせた、無理のない集客の仕組みを日々検証しています。 このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、実際どう使えばいいのかは曖昧なままの「WEBマーケティングの考え方」にフォーカス。現場での実践と、自分自身で試した結果をもとに、できるだけ等身大の言葉でまとめています。
バズらなくても伸びたnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから30日でフォロワー1,000人に変わった理由 ➡ 続きはメルマガで。
ビジネスの現場でよく耳にする「知られていないことは、存在しないことと同じ」という言葉。これって、本当にシビアな現実ですよね。
たとえば飲食店を例に考えてみると、どんなに職人が腕を磨き、最高の食材で絶品の料理を作ったとしても、その味が伝わるのは「お客様が席に座り、口に運んだ後」だけです。 食べる前の段階で「行ってみよう」と思ってもらうフックがなければ、どんなに素晴らしい技術も、この世にないのと同じになってしまいます。
ただ良いものを作って「待つ」だけではなく、自ら認知を広げていく。そのためにどんなアプローチがあるのか、改めて自分なりの整理も兼ねて共有してみたいと思います。
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3つのアプローチを因数分解してみる
具体的なアクションとして、大きく3つのマーケティングの形があります。
① WEB・SNSマーケティング(視覚と情報のシェア)
「ネット上にデジタルな看板を立て、お店の空気感を届ける」方法です。
どんなこと? スマホの地図アプリ(Googleマップなど)にお店の情報を正しく載せたり、InstagramやTikTokなどのSNSに写真や動画を投稿したりすることです。
メリット(強み) まだあなたのお店を知らない、遠くにいる人にも一瞬で情報を届けられます。料理の味やサービスの質そのものは画面を通りませんが、「お肉が焼けるジューシーな音」や「おしゃれな空間の動画」を使うことで、相手の脳内に「美味しそうな空気感」を直接届けて「行ってみたい!」という期待感を膨らませることができます。
注意点 みんながやっているため情報に埋もれやすく、写真や動画の見た目(第一印象)だけで判断されてしまいがちです。また、これを見て来るお客様は「まずは1回試してみよう」というお試し感覚のケースが多いのも特徴です。
② 口コミマーケティング(第三者の太鼓判)
「お店の自慢ではなく、体験した人の『生の声』で背中を押す」方法です。
どんなこと? 実際に商品やサービスを体験したお客様が、ネットのレビュー欄やSNSに「ここ、本当に良かった!」と感想を書き込んでくれることです。
メリット(強み) お店側がどれだけ「うちは最高です!」とアピールするよりも、利害関係のない第三者が「本当に美味しかった」と言っている方が、何倍も信用されます。まだ見ぬ新しいお客様が、最後の最後で「本当にこの店で失敗しないかな?」と迷ったときの、最大の安心材料(太鼓判)になります。
注意点 ただ「待っている」だけでは、なかなか口コミは書いてもらえません。かといって、割引などのリターンを前面に出しすぎると、どうしても作業的な感想になってしまうことがあります。「この感動を誰かに伝えたい」「このキーワードなら人に話しやすい」と思ってもらえるような、お土産話になるような工夫をこちらから仕掛けておく必要があります。
③ リファーラルマーケティング(信頼の紹介リレー)
「人と人との『信頼関係』をバトンにして、つながりを広げる」方法です。
どんなこと? ビジネス交流会や地域の集まりなど、すでにあるコミュニティの仲間から「あそこのお店、間違いないから行ってみて」と、直接知り合いを紹介してもらうことです。
メリット(強み) 単なるネットのウワサ話とは違い、「あの信頼できる◯◯さんが言うなら、絶対に行こう」という強い信頼感を持った状態でお客様が来てくれます。そのため、最初からお店に対して好意的ですし、客単価が高くなりやすく、さらに「良いお客様が、また良いお客様を連れてきてくれる」という最高の循環が生まれやすいのが最大の特徴です。
注意点 紹介してくれたメンバーの「面子(めんつ)」が関わっています。紹介で来てくれたお客様に、もし少しでも雑な対応をしてしまえば、紹介してくれたメンバーの信頼まで傷つけてしまいます。身内だからと甘えるのではなく、「紹介してくれた人の顔を立てるために、どこよりも最高のおもてなしをする」という強い覚悟が必要です。
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一番大事なのは、
それらを「検証」することかもしれない
AIに聞けば効果的なマーケティングのノウハウはいくらでも教えてくれます。でも、そのノウハウが「本当に自分のビジネスに合っているか」は、AIには分かりません。
だからこそ、実際にやってみて「検証」することが何より大切なのではないでしょうか。
ここで特に意識したいのが、感情や思い込みを抜きにして、すべてを「数値化して比較する」ということです。
「今月はSNSを頑張ったから、SNS効果が出ているはず」
「あのコミュニティは居心地が良いから、紹介に繋がっているだろう」
そうした主観的な期待を一度リセットして、実際の数字だけを見つめてみます。さらに言えば、単に「何人来てくれたか」という件数だけでなく、「どのルートから来たお客様が、いくら使ってくれたのか(客単価やリピート率)」まで追うといいですね。
例)
SNS経由:来店10件(客単価:3,000円)=売上3万円
紹介経由:来店 2件(客単価:15,000円+リピートあり)=売上3万円〜
もしこうなっていた場合、件数だけを見ればSNSの勝ちですが、ビジネスの成果やリソースの投資対効果(タイパやコスパ)を考えれば、圧倒的に「紹介(リファーラル)」に力を入れるべきだということが分かります。
そして、どんなメニューを用意すればいいかなども見えてくる。
こうして数字として並べて比較して初めて、AIの一般論ではない、「自分のビジネスにとっての本当の正解」が見えてくるのだと思います。
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どんなビジネスにも言えること
今回は分かりやすく「飲食店と料理」を例に挙げてみましたが、これってあらゆるビジネス、すべての商品やサービスに全く同じことが言えるのではないでしょうか。
どんなに素晴らしいシステム、画期的なサービス、丁寧なコンサルティングであっても、知られなければ届きません。
「良いものを作る努力」と同じくらい、「知ってもらうためのアプローチ」と「それが届いているかを検証する努力」にエネルギーを注ぐこと。 作り手としてのこだわりを持ちながら、同時に「届けるための仕組み」を冷静に検証していく。そんな視点を、これからも大切にしていきたいと思います。
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