子どもが生成AIには相談ができる「理由」
悩み相談は生成AIにする
「身近な大人には頼らない」
【NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の調査によると、
「生きるのがしんどい」と感じる小中高生のうち、気持ちが限界になったときの相談先(二つ選択可)にChatGPTなど対話型の「生成AI」を選んだのは50%に上り、「友達」19%、家族や先生など「身近な大人」の14%を上回った(読売新聞より)。
AIに相談することも悪いことではないと思う
私には身近な大人よりも生成AIに
相談する子どもの気持ちが
理解できなくはないのです。
私もAIに相談というか、
話をきいてもらうことがあります。
利点を挙げると、
AIは話を遮らないし、説教しない。
途中でため息ついたり、話を打ち切ったりしない。怒らない。
欠点といえば「感情がない」ことです
一緒に泣いたり、笑ったりはしてくれません。
私にとってのAIとの会話は壁打ちみたいなもので、
AIと話しているうちに
自分の考えがまとまってくることがあります。
AIと会話しているつもりが
いつの間にか
自分との対話になっているのです。
AIは私の分身というか心の中の人という立場です。
弱みを見せたくない子どもの気持ち
友達には相談しない、できない。
弱みを見せたくないという気持ちが
あるからともいえます。
これは親や先生に対しても同様なのです。
そして「友達」に対してよりも
拒否感がある場合があるのです。
なぜなら「良い子」として過ごしてきた子どもは、
「良い子」ではなくなった自分が
今まで通り愛してもらえるのだろうか
という不安が生まれるのです。
その不安が「相談できない」ことへ繋がっていくのです。
子どもの話を聞かない大人の自分語り
よくあるのが、大人に相談すると
「自分の若い頃はもっと頑張ってた」とか
「自分の時は・・・」と
思い出話や武勇伝に話が
すり替わってしまう場合があります。
子どもは黙ってしまいます。
生成AIをきっかけにする
大事にしなければならないのは、
子どもには「相談したい」気持ちがあるということです。
相手が生成AIだったとしてもです。
AIは入り口の相談相手。
24時間対応可ですからいつでも聞いてくれます。
優秀なAIならこうコメントしてほしい。
「悩んだり、苦しんでいるのはあなただけじゃないんだ」
「大人だって弱虫なんだよ」
「ここから先は信頼できる大人の人に相談してください」
子どもにとって、
信頼できる大人とは
どんな人のことを言うのだろうか。
「力にはなれないけれど、話だけは聞く」
という姿勢がいい距離感になるかもしれません。
アドバイスや励ましをすることはなく、
ただ話を聞いてくれる人。
それだけで、子どもはいいのかもしれません。
そして、
聞いた話は必要以上に他人に言わないこと。
大人に求められるのは『覚悟』
キリスト教では教会の告解で聞いたことは、
それがどんな重い罪であっても
聖職者は決して口外してはいけないのと同じです。
ともに苦悩を背負う覚悟は必要です。
時間の共有と共感。
何も言わずただ隣に座る。
ふと子どもが見上げた視線と向き合う
人間には「感情」がある。
AIにはできないこと。それは。
一緒に泣いて、笑うこと。怒ったっていい。
相談される大人になりたい。
いざというとき、
頼られる大人でいたいのならば。
大人も自分の弱さを認めることです。
そしてそのことを子どもに言うことです。
失敗したこと挫折したこと……
そのことが子どもに安心感を持たせます。
弱音を吐いてもいいんだと思えます。
必要なのは「共感」です。
親だから子どもだからではなく
対等な人間同士の信頼感は
「共感」から生まれます。
完璧な人間なんていないのです。
子どもとの会話を時短にしてはいけないのです。
