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漢方で解説!熱中症になりやすい体質と対策法

漢方薬剤師のみゆきです。

猛暑が続く夏、熱中症に関するニュースが絶えませんよね。
とくに、高齢者や小さなお子さんは熱中症になりやすいといわれていますが、漢方的に「熱中症になりやすい体質」があるのを知っていますか?

このnote記事では、漢方的な視点から熱中症になりやすい人について解説しします。
体質別に水分の摂り方のコツやおすすめ飲み物も紹介しますので、熱中症対策にお役だてください!


はじめに:漢方独特の言葉の説明

今回のnote記事でつかっている、「気血水(きけつすい)」という漢方独特の言葉は、人の体を構成する3つの要素=気・血・水のことです。

・気: 目には見えない生命エネルギー(元気の気、気力の気)
・血: 血液など栄養を与え、精神を安定させる
・水: 血液以外の体液、体を潤す(津液)

漢方では、気・血・水が過不足なくスムーズに流れている状態を健康な状態と考えます。

熱中症になりやすい体質1:水滞(すいたい)体質

体の「水の流れが悪い」体質で、漢方では水滞(すいたい)といいます。

水の循環が悪いため、余分な水が必要のない場所にたまって、むくみやめまい、頭や体が重たいなどの不調が生じやすいです。

水滞体質の方が、熱中症予防にたくさんの水分をとると、さらに体調が悪くなってしまいます。
なので、水分補給は「一度にたくさん」ではなく、「潤す程度をこまめに」とるようにしましょう。

おすすめの飲み物は、水の循環をよくするハトムギ茶とうもろこしのひげ茶です。

熱中症になりやすい体質2:気虚(ききょ)体質

「気(元気の気)が不足」しがちな体質で、漢方では気虚(ききょ)といいます。

とくに、脾(ひ)の機能が低下した状態で、疲れやだるさ、食欲がない、息切れといった不調が出やすく、夏バテしやすい人も多いです。

飲食物の消化吸収をコントロールする脾が弱っているため、きちんと水分補給をしていても、その水分の吸収が上手くできません。余分な水がたまると「水滞」につながるので注意が必要です。

脾の負担になるような冷たい飲み物はとり過ぎないようにしましょう。

おすすめの飲み物は、気を補うなつめ茶ジャーマンカモミール(ハーブティー)はちみつドリンクです。

熱中症になりやすい体質3:津液不足(しんえきふそく)

体の「潤いが不足」がちな体質で、漢方では津液不足(しんえきふそく)といいます。

過労やストレス、寝不足、加齢などで生じやすく、顔や手足のほてり、口やのどの渇き、肌や髪の乾燥といった不調としてあらわれます。

脾できちんと吸収された水分は、津液となって血液や体に潤いをあたえたり、熱を冷ます働きをします。
その潤いをあたえる津液が不足しているわけで、単なる水分の量的な不足ではないという点に注意が必要です。

水分そのものを補うだけでなく、必要な潤いを補う「酸味」と「甘味」の両方をもつ果物なども活用するといいですね。

おすすめの飲み物は、津液を補う梨やイチジクのジュース牛乳はちみつレモンドリンクです。


さいごに、汗をかきにくい人も熱中症になりやすいです。

汗がかけないというのは、冷えが影響していることが多く、体温調整がスムーズにできないのが原因です。

熱中症対策に、冷たい飲み物ばかりをのんでいると、冷えが悪化して体調不良を生じやすくなります。
汗がかけない人は、できれば常温か温かい飲み物で水分補給するようにしましょう。

おすすめの飲み物は、体を温める紅茶やシナモンティーです。

熱中症になりやすい体質を知って、事前に対策しよう!

漢方的な視点から熱中症になりやすい体質を知ることで、あなたに合った熱中症対策をすることができます。ぜひ参考にして、元気に夏を乗り切ってくださいね!

もっと詳しく知りたい方へ■
有料note「猛暑を乗り切る!漢方やハーブでやさしい熱中症予防・対策」では、熱中症対策におすすめの漢方薬やハーブティーについて詳しく解説しています。
熱中症の予防・対策にぜひお役立てくださいね!


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