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茶畑カフェで町おこし!宇治茶の4割を生産する京都の和束町

今、日本の抹茶が世界でブームになっています。

2025年、抹茶を含む緑茶の輸出額は、過去最高記録の721億円となり、前年と比べると43.3%増だったそうです。

カテキンやビタミンを含む「スーパーフード」として注目されているのと、なんといっても「映え」でしょうか。

コーヒーショップに行くと、私は基本、ブラックコーヒーを注文しますが、友人が「抹茶オレ」「抹茶ラテ」を頼んでいると、
「綺麗なグリーン!ラテアート可愛い!写真撮らせて~♪」
と、つい言ってしまうので、その気持ちはよく分かります。

そんな日本茶、抹茶の良さに改めて目を向けてみようと、茶畑カフェに行って来ました!



⭐一面の茶畑を臨む「dan dan cafe」


見渡す限り一面の茶畑、という絶景カフェがあるんです。

2019年4月、京都府相楽郡和束町(わづかちょう)にオープンした
「dan dan cafe」

日本遺産にも登録されている「石寺の茶畑」と呼ばれるこのエリアは、京都府の景観資産登録第1号に指定された、美しい日本の原風景が臨める場所。

4月下旬から茶摘みが始まると聞き、2026年4月20日に行って来ました!

到着するとカフェの周辺も茶畑、茶畑!
日本遺産を示すパネルもありました。

茶畑って、このモコモコした、かまぼこ型なのが可愛いくて美しいですよね!

この形にする理由、メリットにはこんなことがあるようです。
✅新芽を摘み取る作業効率のアップ
✅半円形にすることで太陽の光を葉の隅々にあてることができる
✅風通しがよく、雪などの害も少ない

茶畑の方には下りて行けないけど、道路脇で見た茶葉は見るからに柔らかそうでした。

店内には、茶畑に面したカウンター席とテーブル席がありました。

ジャーン!
目の前がこの風景!

といっても、黒いカバーを被っているところが気になりますよね?

お店の方に聞いてみると、抹茶の元となる「碾茶(てん茶)」や玉露などの高級茶は、収穫前に黒い布で覆って葉の色づきを調整している、とのことでした。

「被覆栽培(ひふくさいばい)」といい、日光を遮ることで、旨味や甘みを引き出し、渋みや苦味を抑える効果があるんだとか。

よく見ると、まさに今、黒いカバーを被せる作業をしている方がおられました。

広大な茶畑をこうやって手をかけ、管理されてるんですね~。

とはいえ、黒いカバーが少ないエリアを見付けて撮影。

抹茶オレとほうじ茶オレが映えてます!

旅行ではそれぞれの旅先のベストシーズンを狙う私ですが、やはり深緑の茶畑を狙うなら春ですね。
メニューに「煎茶のおいしい淹れ方」が書いてありました。

というか、「お茶をいれる」というのは、「お茶を淹れる」と書くんですね。

日本茶やコーヒーのように、茶葉や粉にお湯を注いで抽出する場合「淹れる」と書くそうです。
知らなかった~!

販売コーナーには、生産された農家さんのお名前が入った商品が。

とても素敵なカフェでした♪

「dan dan cafe」
京都府相楽郡和束町石寺東谷1-1 


⭐お茶の直売所・「和束茶カフェ」で町おこし


「和束町(わづかちょう)」の町おこしがスタートしたのは2008年にオープンしたお茶の直売所・「和束茶カフェ」がきっかけだったそうです。

現在の抹茶ブーム、輸出量の増加に反し、国の統計によると、1985年に全国に約20万戸あった茶農家は、現在約1万2000戸へと減少しているといいます。
つまり94%減!?

実は、和束町は、宇治茶の生産地として京都府の茶生産量の45%を支えてきた産地。

「宇治茶」は、他国でも宇治茶じゃないお茶に「宇治茶」と勝手に名前をつけて販売してしまうところもあるくらい知名度が高いのに、「和束茶」は知られていない。

かくいう私も知らなかった一人ですが。

その町おこしの立役者となったのが、「和束茶カフェ」を作った木村さん。

それまで、和束にある約300軒の茶農家さんは、宇治の茶問屋への卸売をしていて、和束町にはお茶のお店はなかったそうです。

過疎化や高齢化、放棄茶畑が増える中、木村さんは、若手の育成に尽力。

農家さんが卸売だけでなく、それぞれの名前をつけたお茶を販売できるよう、茶農家の研修会館の一角に直売所を作ったのです。

開業当時、なんと売上げ0円の日もあったんだとか。
でも、売上げ0円ではレジが閉められないため、自分で100円の缶を買って閉めていたそうです。

最初は馬鹿にされることもあった直売所も、今や年間5000万円の売上にもなり、現在は全体の1割に当たる30軒ほどの茶農家さんが自社ブランド商品を生産しているといいます。

また、和束町には外国人観光客を増やす施策があったのです。

✅国際インターシップ制度
2週間の住み込みで訪れた外国人がお茶づくりを学べる制度

✅農村民泊体験
普通の農家の家に泊まる宿泊体験。
2015年には、スウェーデンからの学生が約700名、一泊二日で150人ずつ農家に滞在。年間で2000名を超す事業に成長。

木村さんの強い思いが和束町の農家さんにも伝わり、海を越えて「和束茶」「宇治茶」「日本茶」の良さが世界に伝わっていくなんて本当にすごいですね!

「和束茶カフェ」では、カフェで受付して鍵を受け取り、階段をてくてく上がっていくと「天空カフェ」という貸切り茶室があるそうです!

今回、私は「dandanカフェ」にしか行っていないのですが、次回は「和束茶カフェ」ですね。

「和束茶カフェ」
京都府相楽郡和束町白栖大狭間35


⭐静岡の茶畑カフェでピクニック


関東の方にも行きやすい(かもしれない?)静岡県内にある茶畑カフェ「茶の間」もご紹介します。

以前、静岡市駿河区と清水区の境界にある日本平(にほんだいら)という景勝地を訪れた際、日本平ホテルから出発する「全景の茶の間」というピクニックプランに参加しました。

今、見ると、この日本平の「全景の茶の間」はテラスの傷みもあり、営業を終了していましたが、「茶の間」は静岡県内5ヶ所にあるんです。

✅黄金の茶の間 (静岡市葵区諸子沢)
✅大地の茶の間 (牧之原市勝俣)
✅海と富士の茶の間 (富士市富士岡)
✅富士山の茶の間 (富士市大渕)
✅里山の茶の間 (島田市笹間)

日本平の時の様子がこちら。

茶畑越しの富士山を期待していったのですが、富士山は頭だけちょびっと。

実はこの日、茶畑の中にあるテラス席の富士山側の茶畑は一面茶色の枝のみ。

あれ?と思って問い合わせると、5年に一度の剪定が行われたあとで、その情報が主催会社に伝わっていなかったそうな。。。

左が茶葉が残っているエリア、右は枝が剪定された茶色のエリア。
そりゃないよ、と思いつつ、楽しむのみ!

素敵なんだけど、惜しい!

緑には白が映えるかと思って白いワンピースにしたんだけどな。

テラスから降りて緑の茶畑の前に移動して撮影。
2種類のお茶も富士山型のクッキーも美味しかったです~♪

つまり、行く前には茶畑の状況を確認してから行くべし、です(笑)。

静岡市葵区諸子沢にある「黄金の茶の間」も良さそう♪
黄金色に輝く茶畑って一度見てみたい!


~まとめ~

抹茶ブームで輸出額が激増!
と聞くと、農家さんも潤っていいのでは?と思いますが、一概にそうとは言えないようです。

抹茶は碾茶(てんちゃ)から作られます。

いわゆる煎茶とは栽培方法、製造工程が違うのです。

抹茶ブームと言えど、工場の設備転換には小規模な施設だったとしても約1億円かかるそうで、このブームを「抹茶バブル」と考え、あえて転換しない産地もあるといいます。

しかも、海外に輸出される「抹茶粉末」の量が、実際の碾茶生産量を上回っているとか?

つまり、本当は碾茶でない粉末茶が「抹茶」として市場に流れている!?

今回、茶畑カフェをきっかけに、日本茶の現状を学びました。

そして、生産者が分かる農家さんブランドのお茶の製造を促し、販路を作る努力をされている方々のことを知ることができて良かったです。

もっと日本茶を飲みたくなりました。

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お陰様で4回目の重版、4刷まできました!
ありがとうございます!


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