わくわくは、最強だった。
はじめての韓国ひとり旅で、完全に韓国に恋をしてしまった。
帰国して早々、1か月後の韓国行きを決めた。
もう、四六時中「韓国」で頭がいっぱい。
毎日が薔薇色。
なによ、恋ってすてきじゃない♡
そんな中、あんそらさんの本と出会う。韓国を、こころのままに旅するあんそらさんに、それはそれは憧れた。こんな風に旅できたら最高!特に、全州の話に引き込まれた。 2回目の韓国ひとり旅は、地方に出てみることにした。
なかなかの決断だけど、こころは決まっていた。石橋を叩いて叩いて叩き割って渡れないことも多かったわたしの選択。"わくわく"は、最強だった。
全州には、韓国の新幹線”KTX”で向かうことに決めていた。全州に行く前日、ソウル駅にチケットを買いに行った。インフォメーションには、少し日本語ができる職員さんがいて、チケットの購入は至ってスムーズ。
下調べ完璧!
チケットも買った!
あとは全州に行って元祖ビビンバをたべるだけ!!
しかし、なにかがひっかかる。下調べをしたからこその「ん?」があった。 全州に行くには、龍山駅発なはずなのに、チケットを見るとソウル駅発。 スマホでさくさくなんてできない時分に、ハングルを読めないわたしが、どうしてかなんて聞けない。心配すればするほど心配になる。 前回、はじめての韓国ひとり旅で、たくさん助けていただいたから、今回もなんとかなる!って、無条件にそう思った。その自信が、どこから来たのかは知らない。
それだけ韓国の人たちは、わたしに親切にしてくれた。 だもん、何かあってもどうにかなる! わざわざ前日に、ソウル駅のカウンターでチケット買うとか、慎重なようで意外と大胆だ。 もうはじまった話。イチカバチカ、ソウル駅へ向かった。
発車ベルも鳴らないまま、KTXが出発する。驚きながらも、日本とのちがいにわくわくが止まらない。 あんそらさんの本でみた、あの、あこがれの全州に向かう。頭も口もすでにピビンバだ。
特室のひとり席。遠慮がちにきょろきょろする。すべてが、はじめてで、わくわくが止まらない。 車窓に流れる韓国の景色すべてが、歓迎してくれているようでうれしかった。
このときはまだ、あの朝の違和感が、飛んだスパイスになるとは知らずに...
つづく
