Photo by
annafoucault
クッションとクッションカバーのサイズが合っていない件について
この部屋に住んで5年とちょっと
ずっと
ベッドと
ローテーブルと
クワズイモという名の植物と
クッションが2つ
あとは積まれた本
寝るだけの部屋だから
と自分に言い訳して
広くはない部屋は
何にもないことで
広く感じたし
それはそれで
いいなと思ってた
毎年の年末
うちで年越ししてくれる娘に
もっと寛いでほしいなと思い
形を変えたらベッドにも使えそうな
少し大きいソファーとオットマンを買った
ソファーをとても喜んでくれたのと同時に
やっと部屋らしくなったね
と言われた
そうか
どこかでわたしは
この部屋は仮初で
ここにいるわたしもどこか仮初で
いつだってどこにでも行ける
と逃げていたのかもな
と思った
ソファーと一緒に
クッションを3つ買った
クッションが5つになった
別のお店から買ったから
最初のクッション2つと
後から買ったクッション3つの
サイズが微妙に違う
カバーを買い足したけど
最初のクッションに被せようとすると
端っこが微妙に余って
ガボガボする
後からのクッションに
前からのカバーを被せようとすると
端っこがキュウキュウになる
なんだかなぁ
と思って
カバーを被せるのをやめたこともあるけど
それだと
せっかくのソファーも可哀想だ
なんの気なしに選んだつもりだったのに
並べてみると
いまわたしの周りにある色で
好きなものって
変わらないんだな
と妙に安心したりして
ガボガボも
キュウキュウも
どこか今のわたしみたいで
良しだなと思うし
いつか
ピッタリの
カバーを買うことが出来るのか
と想像するけど
そんな未来は
つまらないな
とも思う
