アナベルとあじさい
梅雨明け宣言も間近のようで今さら感があるけれど、名残り惜しいので最盛期の自宅のアナベルを載せてみる。それと、先日鎌倉で買ったあじさいの干菓子も。


久しぶりに買ったお干菓子。中学時代は茶道クラブに入っていて、少ないクラブ費から抹茶とお菓子代を賄うので、お菓子はお干菓子が定番だった。当番制で、お茶屋さんに買いに行っていたのを思い出す。1月には初釜用に花びら餅も買いに行った。花びら餅など見たことも、聞いたことも無い。近所の和菓子屋に有るはずもなく、先生の指示で地元の高級デパートに入っている和菓子屋まで買いに行った。いちご大福が登場するよりずっと昔、お餅に牛蒡が入っているなんて聞いて驚いた私は、買いに行く前に「お餅に牛蒡が入ってるんだって!」と目を丸くして母親に話したのを覚えている。田舎の娘だった40年前の話(笑)
そして、クラブでご指導下さった年配の先生が、時折り練り切りを自腹で用意してくれた。繊細な色形がウットリするほど綺麗でよく見惚れていた。
中学校の修学旅行で京都に行った時は自分用にお干菓子を買い込んだ。コレも、お盆やお彼岸でのお供え用の大きな落雁と違って可愛らしくて、可愛らしくてたまらなかった。それに、私だけの感覚かもしれないけれど、お干菓子を奥歯で噛んだ時に僅かに感じるキュッと綿を噛み締めたような食感が好きだった。
後は、八ツ橋の皮が大好きだったので「京都では八ツ橋の皮だけを売っている。」と聞いて買ってきた。
夜遅くに一人で、目の前に充分に積み上がった八ツ橋の皮を心ゆくまでペロリ、ペロリ…と一枚、一枚、摘んでは食べ、摘んでは食べしていると、物語りに出てくる、満足気に油揚げを食べる狐にでもなったような気がした。
私にも可愛らしい時代があったんだなぁ…なんて懐かしく思い出した。
