恋着
机の上に、乾いたフラットビーンを一粒置いた。
掌にのせると、まるで陰陽の象徴を無理やり薄く延ばした標本のように、片面は陽に灼けたように淡く、もう片面は墨を流したように暗く沈んでいるように見えた。
彼女と出会ってから、自らの胸にも同じようなイメージが貼りついて離れない。
会えば高揚し、離れれば疑い迷う。
好意はすぐに執着へと変わり、独占したいと思う欲は何気なく優しさの顔をして寄り添う。
恋着とは、光を求める動きと同時に、影をはぐくむ動きでもあるのだろう。
「好きって、重いね」
彼女の言葉には笑ってごまかしたつもりだが、心の中はすぐにどす暗さが広がっていった。
失う怖さが、与え、与えられる喜びを侵していく。
均衡や平衡などがあるのか? それはいつも崩れかけ、崩れきらないカオスな状態を保とうとする。
「半分ずつじゃなくていい」
彼女の言葉に頷いた。
ようやく思考の中の陰と陽は、揺れながらも一緒にいることを選んだようだ。
なんはなルーム灰原さん 2次募集に応募させていただきます
これで良かったのでしょうか?
これは違うぞって場合は捨て置いてくださいませ
よろしくお願いします
BOZ SCAGGS / We're All Alone
