亀の年を鶴が羨む
『亀の年を鶴が羨む』
千年を生きるとされる鶴が、万年を生きる亀を羨むこのことわざ、千年も生きれば十分なハズなのに「欲は果てがない」って意味のようです。
が、鶴の寿命はおよそ20~30年、亀の寿命も様々な種類を平均して20~30年。千年・万年には遠く及ばず、人の寿命よりも短いのが現状です。
ではなぜ、鶴と亀が長寿の象徴になったのでしょうか?
よく言われているのが、中国の古代神仙伝説や「淮南子」の中の「説林訓」などに記されている鶴や亀の寿命に関する記述です。
古代中国の伝説には、神よりも力のある存在として不老不死の力を持つ「仙人」が登場します。
彼ら仙人は仙術を用いて空中を飛ぶときには「仙鶴」を、水中では「玄亀」を使ったと言われています。
この仙鶴の仙が千に変化し「鶴は千年」と言われるようになりました。
一方の亀ですが、玄亀の玄という字には「微か」とか「奥深い」という意味があり、転じて「はるか遠く」となり、千より遠くの万となったようです。
そして長寿の象徴として「鶴は千年亀は万年」ということわざが誕生しました。

さてここからが本題。
千年もの寿命を持つ鶴がどうして亀を羨むのか、その答えは生存環境にありました。
ご存知のように地上で暮らす野生生物はどんどん生活範囲を狭められています。
熊や猪、猿、鹿などが人との生存境界を越えてやってくるのは生活範囲を狭められ、環境変化も相まって食料も不足しがちになったからです。
それは鶴も例外ではありません。
一方の亀はといえば、海洋汚染やマイクロプラスティックなどの問題はあるものの、地球上の7割は海といわれ、その影響は陸上の比ではありません。ただ、このまま続けていけば…………。
現時点では鶴が羨ましがるのも分かる気がします。
原因は人類の乱開発が主です。
そろそろ他の生き物のことも考え、優しい人類にならなければならないのではないでしょうか。
警鐘はずいぶん前から発せられていたのに…………。
いやぁ最後の最後にグダグダな展開になってしまいましたが、人類は根本的なスタンスを変えなければならないところまで来ているのだと思います。
久々登場の元社会部記者 三羽 烏
乙川さま、これが最後です。
お納めください。
The Knack / My Sharona
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