3つのお題・61「日本むかし話篇」
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みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。
第61回 3つのお題(日本むかし話)
お題①:「龍の眠る池」
お題②:「百年待った狐」
お題③:「夜空を走る鹿」
お題④:イラストから空想した世界を書いて下さい。
創作のルール(いつものゆるルール)
3つすべて使ってもOK、気に入った1つだけでもOK
詩、童話、掌編、ヘンテコ物語、なんでもござれ
自由に、即興でも、のびのびと🍀
今回のお題は難易度高めですが、チャレンジお待ちしています。
参加について(自由参加・ゆるっと歓迎)
このお題を使って、自由に表現してみてください。
投稿の際には、ハッシュタグ #3つのお題に空想のひらめきを
このページを貼り付けて下さい。
昔者、人争未息之時、有一龍鎮天下、導之於太平。
龍乃託世界於一君子、自沈於池、入深眠焉。
其君子善守龍之戒、以治天下。
然歳月既久、懐野心者漸出、天下復乱。

有狐焉、嘆世之現状、待龍之復活百年。
桜花零落之時、旱魃為災而水乏之時、秋葉堆積之時、寒冬凍池之時、狐未嘗少動、常守其地而待焉。

既而、為匡天下、有神獣鹿始動。
其獣翔於天、専呼龍之復活。一鳴曰「ケーン」。
若応其声、待龍百年之狐亦鳴曰「コーン」。
於是、大地鳴動、雷霆轟然、電光裂暗、暴雨削地而降。

是乃待久之龍復活也。
於是、龍復鎮人争、導世於太平。
鹿呼之、狐応之、復活之龍加鉄槌於人。
世人謂之曰「乾坤一擲」。
【読み下し文】
昔者、人の争ひいまだ息まざる時、一たび龍ありて天下を鎮め、これを太平に導く。
龍すなはち世界を一人の君子に託し、自ら池に沈みて、深き眠りに入りぬ。その君子、よく龍の戒めを守り、もって天下を治めたり。
しかれども、歳月すでに久しくして、野心を懐く者、漸く現れ、天下また乱る。
狐あり。
世の現状を嘆き、龍の復活を待つこと百年。
桜花の零落する時、旱魃災ひとなりて水乏しき時、秋葉の堆積する時、寒冬に池の凍る時に至るまで、狐はいまだかつて動きを少なくすることなく、常にその地を守りて待ちたり。
すでにして、天下を匡さんがため、神獣たる鹿、初めて動く。
その獣、天を翔け、ひとへに龍の復活を呼ぶ。一たび鳴きて曰はく、「ケ~ン」と。
もしその声に応ずれば、龍を待つこと百年の狐もまた鳴きて曰はく、「コ~ン」と。
ここにおいて、大地は鳴動し、雷霆は轟然たり。電光は闇を裂き、暴雨は地を削りて降る。
これすなはち、久しく待たれし龍の復活なり。
ここにおいて、龍は再び人の争ひを鎮め、世を太平へと導く。
鹿これを呼び、狐これに応じ、復活せし龍は人に鉄槌を加ふ。
世の人、これを謂ひて曰はく、「乾坤一擲」と。
【現代文】
昔々、人々の争いが絶えなかった頃、一匹の龍が世を鎮め、平和に導いたことがあった。
龍はただ一人に世界を預け、我が身を池に沈め、深い眠りについた。
ただ一人の君子は、龍の掟をよく守り世を治めていたが、歳を経るとともに、野望を抱く人間が現れ、世はまた乱れ始めた。
その現状を嘆き、龍の復活を百年待つ狐がいた。
桜散る時も、日照りで水が不足した時も、秋の枯葉が堆く積もった時も、冬の寒気に池が凍ってしまった時も、片時も動かず、狐は待ち続けた。
やがて、世の中を改めるために、神獣である鹿が動き始めた。
天翔ける神獣は、龍の復活をひたすら呼び掛け、ひと声「ケ~ン」と鳴いた。
それに呼応するかのように百年待つ狐も「コ~ン」と鳴いた。
これを合図に地が鳴動し、雷鳴がとどろき、稲光が闇を割き、地を削る勢いの雨が降りはじめた。
待ちに待った龍の復活である。
そして龍は、再び人々の争いを鎮め、世を平和に導いた。
鹿が呼びかけ狐が呼応し、復活した龍が人々に鉄槌を喰らわす。
これを乾坤一擲と人々は言う。
カンナガラレコーズ / 龍神祝詞 -姫神-「目覚め」
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