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3つのお題・61「ファンタジー篇」

⇩⇩⇩こちらの企画に参加させていただきます⇩⇩⇩

みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。

第61回 3つのお題(ファンタジー)
  お題①:「天国行きの最終列車」
  お題②:「百年後に届く宝箱」
  お題③:「記憶を運ぶ蝶」
  お題④:イラストから空想した世界を書いて下さい。

創作のルール(いつものゆるルール)
  
3つすべて使ってもOK、気に入った1つだけでもOK
  詩、童話、掌編、ヘンテコ物語、なんでもござれ
  自由に、即興でも、のびのびと🍀
  今回のお題は難易度高めですが、チャレンジお待ちしています。

参加について(自由参加・ゆるっと歓迎)
  
このお題を使って、自由に表現してみてください。
  投稿の際には、ハッシュタグ #3つのお題に空想のひらめきを
  このページを貼り付けて下さい。

「そろそろ時間だ」

「えっもうそんな時間ですか」

「ああ最終電車の時間が迫ってる」

「乗り遅れたらどうなるんですか」

「天国へは行けなくなるな」

「このままこの世に残るってことは」

「ないだろうな」

「ということは」

「地獄行きか、あるいはこの世とあの世の狭間をさまよい続けるか」

「それでは申し訳ない、駅までお見送りしますよ。おい、車だせ!」

「すまないな」

「何言ってんですか」

「お前たちに見送られて最期を迎えるなんて、俺は幸せ者だな」

「そう言ってもらえただけで俺たちは満足ですよ」

「最終電車が動きだしたら、もう俺のことは忘れろ」

「なぜそんなことを」

「ホントはこんなこと言わなくても、お前たちの記憶から俺は消え失せる」

「そんなこと絶対にないですよ」

「俺も最初はそう思ったけど、そういう仕組みだと言われればな」

「そんなぁ」

「ひとつだけ想い出せるタイミングがあるかもしれん」

「それはどんな」

「記憶を運ぶ蝶ってのがいるそうだ」

「蝶ですか」

「それを見つければ俺のことを想い出せるかもしれんらしい」

「らしいって」

「こうやって話してる記憶も亡くなるらしいからなぁ」

「絶対覚えてて、その蝶を見つけますよ」

「もう一つお前たちには無理かもしれんが、お楽しみがひとつある」

「なんですそれ?」

「俺が旅立つにあたって、オプションコースが色々あったのでな」

「オプションですか」

「詳しくは分からんが、お前たちのためと思ってな」

「なんかワクワクしますね」

「お前たちの子や孫のために百年後に届く宝箱を設定してある」

「宝箱って何でしょうね」

「分からん、分かったところで、俺は拝めそうもないしな」

「百年後だと私もいそうにないですね」

「だから子や孫のためさ」

「そんな先のことまで考えてもらってるんですか」

「お前たちには世話になったからな」

「何を言うんですか」

「せめてものってやつだ」

「ありがとうございます」

「では参る」

「行ってらっしゃいませ」

「あぁじゃあな」

「はい」






「オヤジは完全に空想の世界でしたね」

「そうだな」

「アニキもオヤジの話の乗っかって楽しそうでしたよ」

「それこそ、せめてものってやつだよ」

「これで成仏してくれますかね」

「だといいな」

N.S.P  /  碧き空は永遠に

#3つのお題に空想のひらめきを  #片桐みかんさん #天国行きの最終列車 #百年後に届く宝箱 #記憶を運ぶ蝶 #NSP #碧き空は永遠に