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ミリしら解説【動物ことわざ編】

一斑を見て全豹を知る

聞き馴染みがあるかどうかは別にして、意味は分かるだろうか?
では用語の説明から始めよう。

「一斑 (いっぱん) 」とは豹の表皮のまだら模様の一部のことを指す。
「全豹 (ぜんぴょう) 」とは豹の身体全体の模様を指す。

類義語には『一斑を見て全豹をぼくす』がある。


また、似たようなイメージを持つ『一を聞いて十を知る』という言葉を聞いた方はたくさんいらっしゃるだろう。
『論語』に由来する有名な言葉であり、「一を以て万を知る」とも表現されることがある。


さて、問題の意味だが、実はこの両者は真逆の意味となる。


前者の『一斑を見て全豹を知る』は、物事の一部を見ただけで全体を理解したつもりになることの愚かさを指摘している。

一方の『一を聞いて十を知る』は、物事の一部を聞いただけで全体を理解できてしまう賢さを称えている。


使い方を間違うと恥をかくことになるので注意が必要である。
もっとも相手がこれを理解しているということが前提となるのだが…………。


さて、現実の問題に置き換えてみよう。

『一斑を見て全豹を知る』者は意外に多い印象がある。
かくいう私も知った気になってることなどたくさんあると想像できる。

もう一つの『一を聞いて十を知る』者は非常に少ないのだろうと容易に想像できる。


現実的な話をすると『十を聞いて五を知る』程度で上出来なのではないだろうか。
ヒドイのになると『十を聞いて一を知る、または一すら理解できない』場合がある。
まったくもって理解力や読解力とは厄介だ。自身も戒めとしなければ。


ここからは提言となるが、これからは『十を聞いて五を知る』を慣用句として使えばいいのではないだろうかと思ったりしたのだが、いかが?
エッ豹はどこ行った?

The Band  /  The Weight


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