今日の気分は? 202401014 No.346
アイコンがハロウィン仕様に替わりました

今朝の京都も晴れです。1日を通しても連日の晴れの予報です。午前7時の気温は18℃。日中は28℃予報です。陽射したっぷりで日向は暑いです。


「お大師、なにをされとるんですか?」
薬師如来さんが話しかけてきた。
「このお二人のガイドだよ」
「そんなことは別の者にやらせとけばいいでしょ」
「せっかくVIPな方がいらしてるのに、私が案内しなくて誰が案内できるんだい?」
「空海さん、ちょっと待ってください。多紀理は確かに由緒正しい神ですが、私はただの人間ですよ。VIP待遇は腰が引けてしまいます」
「お大師、そんなに立派な神さんなのかい?」
「この方のお母上は、神様の中の最高神と呼ばれている方で、そのご長女で在らせられる」
「それはスゲエや。今までにも神と呼ばれる連中は付き合いがあるけど、こんな血統書付きの神様は初めてだよ」
「でも隣はただの人間と自分で言ってるぜ」
これは日光菩薩さんだ。
「我々と話ができるのに、ただの人間のはずがあるまい。それにご長女とは夫婦だそうじゃ」
「それはスゲエや。でもお大師とお二人の関係は?」
「今日初めて会った。じゃが、友になってくださると私は確信しておる」
「それはこちらとしても大歓迎です」
「実は我が家には、夫と話をしたいが為に、神や仏が頻繁に来られるのです」
「それは面白い。ご主人のような方に巡り合えたのも何かの縁、私もお宅へ伺ってよろしいかな」
「それはいつでも。ですが、ただ普通に話しているだけで、私は特別何もしていませんよ」
「そんなことはないでしょう」
「たまには愚痴を聞かされたり、冗談を言い合ったり、お互いに言いたいことを言い合うようにはしていますから、失礼なことも多々あると思います。それでも良ければいつでもお越しください」
「お大師でないとダメですか」
「いいえ、どなたでも構いませんよ」
「例えば俺でも?」
「月光菩薩さんが来られるのに、何の不都合があるんですか。でも一つだけ、他の神や仏の方々と鉢合わせすることがあるかもしれません。その時は出来るだけ波風を立てないようにお願いいたします。例えば、順番をお守りいただくとか、お話しの輪に加わられても、余り、自分が自分がというのはご遠慮いただきたいと思います」
「他の神や仏も尊重しなさいということですな」
「自由に愚痴が言い合える訳ではないんだな」
「私とお二人で、または多紀理を入れて三人でということなら、いくらでも愚痴も愚痴以外のお話しも聞かせていただきますよ。アドバイスを求められても困りますけれど」
「神や仏との交流の場で、一定の秩序を守れば、いろんな話ができて、いろんな話が聞けて、時には愚痴を言ったり、相談したりもできるということですね」
「もちろんです。ただし、突然来られる方が多いので、お茶菓子などの用意はありません。お茶程度はお出しできますが、食べたいものや飲みたいものがあれば、ご自身でお持ちください」
「鉢合わせした時のために、多目に持って行った方がいいのかなあ」
「例えばお気に入りのコーヒーやお茶っ葉をキープすることは出来ますか?」
「そういうことはしていませんが、必要とあれば考えます。でもそんなお気遣いは無用だと思います。ホントに皆さん勝手気儘ですから。まあ、ご自分の好きなお茶をお持ちになり、皆さんに振舞われる方もいらっしゃいますよ」
「なるほど、自分の考えや気持ち次第で、どんどん変化していく空間だということですね」
「そんな大層なものじゃありませんよ。最後に、今回のように私たちが出掛けていることもあります。そういう時はあしからずです。皆さん事前に一報いただけると有難いのですが、フラッと来て、言いたいこと言って、フラッと帰って行かれますから、こちらも自由にさせてもらっています」
「一つお聞きしたいのだが、あなたはそういうことを生業とされているのか?」
「いいえ、違います。今は定年後の身ですから無職ですが、生業は別にありました」
「ではボランティアですか」
「それも違いますね。しいて言えば趣味ですかね」
「これほどに尊い行いを趣味といいなさるか」
「たとえお相手が神であっても仏であっても、リスペクトがないと怒られそうですが、奉仕活動のつもりはありませんし、逆らわないとか、言う通りにするなどの考えは持ち合わせていません」
「お大師、この人いいね」
「そうだろ? この方は、私の友だからな。お前たちも友にしてもらいなさい」
「友と呼ばれるのも烏滸がましいです。皆さんは愚痴を言ってスッキリされ、仏の仕事に励まれる。私はその話を聞くことで勉強になる。それでいいじゃないですか」
「不動、どこにおる? 隠れてないで出てこい」
「ここにいるぞ」
「お前、お大師を護るのもいいけど、このお二人を、特に竹本氏を絶対に護れ」
「お大師にもそう言われているよ」
「わたくしは常々夫のことを、神よりも神らしい方と申しております」
「本当にそうだ。すべての罪穢れを祓ってくれそうな御仁だよな」
「ずいぶんと持ち上げていただきましたが、全然そんなことはありませんから」
「そういうことにしておきましょうか。では次へ行きましょう」
空海さんを先頭にぞろぞろと歩きながら、ふと思い出した話を多紀理に話したんだ。
「面白い話があって、金堂は、豊臣秀吉が造った『方広寺・初代大仏殿』を真似て造ったらしいんだ」
「どこが面白いのですか?」
「実は、『豊国祭礼図屏風』に描かれた大仏殿と、金堂の外観がそっくりだと言われているし、江戸時代に刊行された『都名所図会』には『本尊ハ薬師仏 脇士ハ日天・月天ナリ。焼失ノ後 豊臣秀頼公ノ再建ナリ。洛東大仏殿ノ模型ナリ』と書かれているんだ」
「なるほど、でもまだ面白い部分がありませんけれど」
「それはね、金堂には大仏殿のように、堂の外から、安置されている仏様のお顔が見えるように、観相窓が設けられているんだけど、大仏殿の大仏と、薬師如来のお顔の高さが違うから、光背しか見えないんだって。いくら真似したといっても、仏像の高さが違うくらい考えなさいっていう笑い話でした」
「ようやく笑い話に辿り着きましたね、でもあんまり面白くなかったな」
「なんかむかつく。今もその窓はあるんだけど、明り取りか、今なら喚起くらいの役には立っているそうだよ」
「それが一番面白いです。本来の目的とは違う形で、役に立っているということですよね」
多紀理の面白いの概念がイマイチよく分からない…………。
つづく


◆新規掲載の企画 (今日のみ)
10/18夜まで
◆近々最終日を迎える企画 (今日+7日)
10/13~ 川柳が100本になったら終了です。
10/14 23:59まで 本日最終日です。
10/18夜まで
10/21まで
◆最終日までしばらく時間のある企画 (今日+30日)
10/25まで
10/31まで
10/31 23:59まで
10/31まで
◆最終日までずいぶん時間のある企画 (今日+30日以上)
11/30まで
2025/7/5まで


一部エリアで都道府県別の難読地名が流行りつつある(?)ようですので、いち早く京都編をつくってみました。
京都難読地名は初級・中級・上級、各10問、合計30問が3日に分けて出題されます。
さてあなたは何問読めますか?
■中級10問■
01.烏丸丸太町
02.上終町
03.帷子ノ辻
04.車折神社
05.雲母坂
06.御幸町通
07.轆轤町
08.長刀鉾
09.椥 辻
10.小栗栖
※解答は翌日にお届けします。
■初級解答■
01.先斗町 (ぽんとちょう)、02.太秦 (うずまさ)、03.壬生 (みぶ)、04-1.御陵 (みささぎ/山科区)、04-2.御陵 (ごりょう/西京区)、05.百々町 (どどちょう)、06.大宅 (おおやけ)、07.芹生 (せりょう)、08.糺森 (ただすのもり)、09.化野 (あだしの)、10.栂尾 (とがのお)


◆期限なし企画が新しい順に並んでいます。
※投稿された日付から1か月で削除されるとしていましたが、10/15より15日間で削除に変更いたします。ただし、削除されてもイベントが終わったわけではありませんのでお間違いなく。
10/27で削除します。
10/27で削除します。
10/26で削除します。
10/19で削除します。
10/16で削除します
10/15で削除します。
本日最終日です。
本日最終日です。
本日最終日です。


⇧⇧⇧ 詳細は上の記事からご確認ください⇧⇧⇧
開催日程:10/21 23:59 まで

ご投稿いただいた方々の作品です(投稿順・敬称略/2024.10.14. 07:00現在)

▼都々逸今後の予定
10/12 00:00~10/21 23:59 Doudoitu to e
10/22 00:00~10/26 23:59 Doudoitu de Rennka 200
10/27 00:00~10/31 23:59 Halloween de Doudoitu
※規定数に達した場合予定が早まる可能性があります


10/16 21時より スタエフ朗読ライブ開催
10/26 22:00~ ティコの部屋 第2夜 Open

魔女とはいえ人じゃからな なんぞ食わせてくりゃれ 礼ならするぞ』

1曲目は Glo Macari の He Knows I Love Him Too Much 。
2曲目は Barbara Ruskin の Song Without End 。
3曲目は Maxine Darren の How Can I Hide It From My Heart 。
お気に入りの曲のリクエストやこういう特集を組んでほしいなどがあればコメ欄にお願いします。ジャンルも問いません。

#今日の気分 #iTunes #Glo_Macari #He_Knows_I_Love_Him_Too_Much #Barbara_Ruskin #Song_Without_End #Maxine_Darren #How_Can_I_Hide_It_From_My_Heart
