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自治医科大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は受験すべき?なぜ対象は一部の県のみなのか?【2027年度考察】

私は職場である大学受験予備校で医学科コースの進路指導を担当しています。自治医科大学の年内入試についても当然調べていました。

令和8年度の入試から年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)が導入されましたが、これはすべての都道府県ではなく一部の県(4県)のみに限られています。

そして令和9年度では、栃木県が新たに総合型選抜の対象となりました。

これによって対象の県の受験生は有利になったのか?それ以外のエリアの受験生は不利になったのか?

ある程度信憑性のある情報とともに、なぜこの5県のみが特別扱いなのかを考察し、また対象となる県の受験生が自治医科大学に合格するために年内入試を積極的に受験すべきか否かを、理由と共に提示していきたいと思います。

対象となる県の受験生、保護者、また教育関係者にとっても意味のある考察になっておりますのでご一読ください。



●まずは自治医科大学ついてざっくりと解説

自治医科大学は学校種別こそ私立に分類されるものの、国や地方公共団体が設立し教育経費を負担する学校法人であるため一般的な私立医学部とは異なる特徴があります。

募集人員は令和9年度では100名ですが、入学定員を各都道府県に振り分けて合格者を決定するため、各都道府県でそれぞれ2名~3名しか合格者は出ないという狭き門になっています。

授業料もろもろを含めた6年間での費用は約2,300万円(入学者募集要項によるですが、修学資金貸与制度により、全学生の入学金・6年間の授業料が実質無料になるという特徴もあります(卒業後に条件を満たすことにより、返還が免除される)。

また、一次試験に関しては各都道府県で受験ができるので、大学のある栃木県までわざわざ行かなくても良いという特徴があります。

定員に関しては「各都道府県から必ず合格者が出る」、学費に関しては「卒業後の条件を満たせばゼロ円になる」という大きな特徴があるため一般的な私立大学の医学科の学費が大きな負担となる過程にとっては非常に魅力的で、毎年相当な競争率になります。

「各都道府県から必ず合格者が出る」ということは、年内入試が実施されない都道府県の受験生は今まで通り一般選抜でガチンコの戦いで勝ち抜くことが要求されます。他の県で選抜方法が新設されたとて、何も変わらないわけです。


●該当県の志願者データ・選抜方法新設の背景は?

では、年内入試が導入された5県の受験生、つまり富山県・栃木県・山梨県・山口県・佐賀県の受験生はどういう戦略をとるべきか

そもそもなぜこの5県だけが年内入試を導入するのか?さらにいえばなぜ富山県だけが学校推薦型選抜(公募型)という方式を導入するのか?も推察していきたいと思います。

デリケートな内容も含みますので、有料部分にて私が推察した「一部の県だけを対象にして年内入試を導入する理由」と「年内入試を受験すべきかどうか」、さらに受験生にとって有益な情報となるであろう「自治医科大学に出願すべきかどうかを検討する際に、きわめて重要な事柄」について述べていきたいと思います。


まずは自治医科大学の令和8年の都道府県別志願者数一覧をご覧ください。

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