セリフを覚える3つのコツ。台詞ではなくストーリーの流れを覚える
「台詞を覚えるのって大変そう」
俳優時代の話をすると、よく言われます。
しかし僕は実際のところ、台詞を覚えることについて苦労した覚えがありません。
「もともと頭が良かった(暗記が得意だった)んでしょ」と言われることもあります。
はっきり言って、暗記は全く得意ではありませんでした。
歴史や数学、漢字、学校の授業で習う暗記系のものは、極めて成績が悪かったほうです。
そんな僕ですが、俳優としての経験を積むうちに、コツを掴んできました。
今日は、台詞を覚える3つのコツをお話します。
台詞ではなくストーリーの流れを覚える

映画の学校で俳優の勉強をし、初めて短編映画や舞台出演をした時は、ほとんど台詞がありませんでした。
台詞が少ないうちは、台詞を覚えることも簡単。
それから舞台で何度か役を掴むにつれて、台詞量も増えてきました。
それでも、台詞は自然と自分の中に入ってきます。
「台詞覚えられるってすごいですね」
そう言われた時に、自分でも何で覚えられるんだろうと考え、気づいたことがありました。
それは、台詞ではなくストーリーの流れを覚えていること。
例えば、好きなドラマや映画、漫画やアニメのワンシーンは鮮明に覚えているって経験ありませんか?
「ONEPIECEでナミが仲間になったシーンって覚えてる?アーロンに騙され傷ついたナミの前に、ルフィが現れるんだよね」
「そこでナミがさ、泣きながら助けて・・・って言ってさ。ルフィが、当たり前だ!!って叫ぶんだよね!」
「あー、ルフィかっこいいー!!」
といった感じで、思わず熱く語ってしまう経験はありませんか。
なぜ覚えているかというと、物語の流れやストーリーを覚えているということです。
そこで感動したり、怒ったり、泣いたり、笑ったりといった、自分の中で生まれた心の動きを覚えています。
無理にセリフを覚えようとせず、まずは物語の流れを覚えることが大事です。
体で覚える

だいたい流れを覚えたら、立ち稽古をやります。
これは、疑似体験のようなもの。
その役になりきって、まずは動いてみること。
そうすると、台詞だけでは読み取れなかった、情景が浮かんできます。
ここで相手が手を差し伸べてくれたから、「ありがとう」と言った。
ここでボールが飛んできて当たったから、「痛い!」と叫んだ。
稽古をして、体で覚えていくと、さらに覚えやすいです。
ポイントは、いち早く台本を手放すこと。
一生懸命台詞を覚えるより、身体で覚えた方が早いです。
何度も練習する

最終的には、やはり反復練習です。
稽古中でも、帰宅中でも、お風呂の中でも。
部活の練習のようなものです。
何度も何度も動きながら練習をすると、頭を使わなくても自然と台詞が出てくるくらい、台詞が身体に染み付いてきます。
ここまでくれば、もう台詞は自分のものですね。
まとめ

芝居という観点で、台詞を覚えるコツについてお話しましたが、これはどんな場面でも応用できると思います。
社会人になると、面接、司会、スピーチ等、色んな場面で台詞を覚えることがありますよね。
その時はぜひ、台詞を覚えるための3つのコツを、実践してみてください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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